使用済み切手は買取可能!価値があり高額で売れる種類は?売る時の注意点もPR

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郵便物についている使用済みの切手を、封筒やはがきと一緒に捨てていませんか?

実は、使用済み切手には価値があり、高額で売れる場合があるのです。未使用品の切手であれば売れる理由は分かりますが、使用済み切手が売れるとはどういうことなのでしょうか。

ここでは、使用済み切手が売れる理由をはじめ、これまでに高額で買い取られた切手の種類を紹介していきます。また、高く売るためのコツや売る時の注意点まで交えて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

使用済み切手は買取可能!売れる理由

使用済み切手の買取を検討している時は、なぜ価値があるのかを知っておくことが大切です。何かしらの需要があるからこそ買取の対象となりますが、使用済み切手の場合はマニア向けといってもいいかもしれません。

ここでは、切手の歴史も踏まえて売れる理由を解説していきます。

使用済み切手のコレクターがいる

使用済み切手の種類の中には、記念切手やプレミアム切手などがあり、これらは古い切手で、かつ発行枚数が多くありません。そのため、その希少性ゆえに価値が高いのです。

『竜門切手』は1871年(明治4年に)初めて切手が発行されたのですが、使用済み切手の古さの基準は、1955年(昭和30年)以前のものかどうかといわれています。

その背景には、30年代から切手ブームが起こり、切手の発行量が増加したということがあります。そのため、昭和30年より前の明治や大正時代の切手にはプレミアが付くことが多く、発行量が増加した30年以降の切手はあまり高額買取は期待できない状況となっています。

特に価値が高いとされる使用済み切手には、菊や月、小判、見返り美人などがありますが、これらの切手はどれも明治5年以前の切手です。また他にも高値が期待できる切手については後述しますので、特徴をおさえておきましょう。

使用済み切手の「消印」に価値がある

使用済み切手の「消印」にも価値があります。消印とは、郵便切手やはがき、収入印紙などに使用済みであることを示すため、捺印(スタンプ)することをいいます。

消印の価値は「どこで押されているのか?」というところにあります。たとえば、機械印の大珍品といわれる『小代式機械印』などは、この消印がついているだけで価値が高くなります。

なかには、消印のほうが使用済み切手よりも価値があるケースや、郵便局があえて消印を押した切手を販売するケースなどがあるので、このようなケースから見ても消印の価値の高さが分かります。

消印に押された「日付」も価値がある

消印に押された「日付」も価値が付くことがあります。

たとえば、切手の発行日当日に押された「初日印」は価値の高い消印のひとつといわれ、この消印がある封筒は「初日カバー」といいます。

ちなみに、初日カバーは3万円以上で買い取られていることが多いです。また、消印が切手の真ん中に丸い形で押されている「満月印」も高い価値があるので、「消印の文字がはっきりと読める」ということにも注目しておきましょう。

高値で売れる使用済み切手の種類は?

それでは早速、高値で売れる使用済み切手の種類を紹介していきます。

使用済み切手の古さの基準は「1955年(昭和30年)以前のもの」だと解説していました。これに加えてそれぞれの特徴をおさえておき、高値買取のために活かしましょう。

オオパンダ

プレミア中国切手の一つである「オオパンダ」は水墨画のパンダが描かれています。オオパンダシリーズは全部で6種類あり、毛主席の切手と同様、文化大革命期の1963年発行の1次、1973年の2次に分けられて発行されています。

1970年代はパンダブームがあったため、大量に発行されていますが、保存状態がいいまま残っている切手が少ないということから高額買取の対象になります。

また、6種類すべてが揃っていると高く買い取ってもらえることが期待できます。

赤猿

1980年、中国で文化大改革の真っ最中に発行された切手が「赤猿」です。赤い背景に黒い猿が描かれており、プレミア切手として高い価値があります。

なお、赤猿は代表的な中国切手で、未使用切手でも10万円以上の買取価格がつきます。

赤猿の価値が高い理由として、当時の中国が切手収集を禁じ、それにともない外国に切手を輸入することができず、手に入りにくい切手だからだといわれています。

月に雁

切手趣味週間の第3回目に発行されたプレミアム切手が「月に雁」です。1949年に発行されました。江戸時代末期に浮世絵師として活躍した歌川広重が描いた月に雁が描かれており、「見返り美人」と同様に根強い人気がある切手となっています。

買取相場が5000~6000円程度で、バラ切手であっても状態がよければ、額面の10倍近くの金額で査定されるケースがあります。また、5枚で構成されるシート切手であれば、買取相場はさらに上昇し、12,000~4万円前後の買取価格になる可能性があります。

毛主席(詩詞)

詩人としても有名な、毛沢東をモチーフにした「毛主席」はプレミア中国切手の一つです。毛沢東や詩詞そのものが描かれており、中国を統一国家として築き上げた実績から、英雄として称えられて発行されています。

1967年の文化革命時代に毛主席シリーズとして、全部で14種類を発行しており、第1、第2次、第3次と3回に分けて発行しています。そのため、1セット揃っていると、保存状態にもよりますが、数十万という高値買取が見込める切手となっています。

見返り美人

「見返り美人」は、浮世絵の祖で有名な「菱川師宣」が描いた”見返り美人図”が描かれた切手です。1948年に発行されたものが有名ですが(1991年にも発行)、発行当時は浮世絵が題材となるレアなものとして、国内に限らず外国からも脚光を浴びた切手でした。

印刷技術の発展により原版そのままの繊細な色使いを再現した新バージョンとして、1991年(平成3年)の見返り美人も入手可能になっています。

額面が500円という高額切手の部類ながら、名高い大判の初代バージョンに見劣りしない品質によって、発売当時から人気が高く、現在ではプレミア価値が付いています。

その他

その他に高価買取が期待できる使用済み切手に「オフ・センター」というのがあります。切手のミシン目のことを「目打ち」といいますが、この目打ちが正しく入っていない、つまり印刷が左右にずれてしまったものがオフ・センターです。

このオフ・センターに対し、印刷面がちょうど中央に入っている切手を「ウェル・センター」といいますが、双方の買取価格を比較すると、オフ・センターよりもウェル・センターのほうが高値買取に期待できます。

希少性が高く高値で売れる「消印」の種類

「消印」には日付や美しさなど、意外なところで付加価値が見出されていました。ここでは、高値で売れる3つの消印の種類を紹介していきます。

小型記念通信日付印(小型印)

地域の記念行事などの際に使用される消印が「小型記念通信日付印(こがたきねんつうしんにっぷいん)」です。直径32mmの消印で、赤茶色のインクで押印されます。

特徴として、イベントによって使用期間が異なることや、他の記念印と比べて小型であることが挙げられます。1934年5月22日に使用されたのが小型印の起源となっており、徳島県小松島築港峻工記念で「図案文字入通信日付印」が押印されました。

特殊通信日付印(特印)

記念切手の発行時や全国的な記念行事の際に使われるのが「特殊通信日付印(とくしゅつうしんにっぷういん)」です。直径36mmの絵入りの消印で、赤茶色のインクで押印されます。

特印には「手押し(手押用印)」と「押印機(記念押印用印)」の2種類があります。押印のためには事前に郵送にて依頼するか、使用局に直接赴くかなど、通常の押印とは違った手続きが必要になります。

風景入通信日付印(風景印)

旅行の記念のために、郵便局周辺の名所旧跡などを描いた消印が「風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷういん)」です。直径36mm以内の形が基本ですが、変形印として特産品などをかたどった大きさもあります。

この消印で高価買取の期待ができるのが「1872年(明治5年)以前」の実消印が押されているものです。ただ、切手が初めて発行された頃なので、滅多に見ることができない消印だといえるでしょう。

使用済み切手を売る時のコツと注意点

高値買取の対象である使用済み切手は、どれも古く、希少性が高いものが価値につながるということが共通していました。

しかし、これらの共通点によって「時間による劣化が問題視」されます。ここでは、使用済み切手の保存状態のコツなどをはじめ、注意点までを紹介していきます。

消印の種類が分かるように切り取る

使用済み切手の「消印」は時期や場所によって付加価値が付くと説明しました。そのため、使用済み切手を売る際は「消印の種類が分かるように切り取る」ということが重要です。

切手の枠内に収まるような満月印が理想なのですが、消印自体に価値があることを考慮すると、やはり種類が分かるようにしておくのがいいです。消印の全体を囲むように、切手の周りごと切り取っておきましょう。

切手を封筒やはがきからはがしておく

高値買取には保存状態が重要であるため、「切手を封筒やはがきからはがしておく」というのもポイントです。封筒やはがきからはがす場合は「水はがし」という方法がおすすめです。

水はがしの手順は以下のとおりです。

【水はがしの手順】

1.切手の周囲の余白(数ミリ)を残しておき、切り取る

2.洗面器や食器用のバットなどにぬるま湯(切手のインクが変色しないように高くても35度程度の温度)をはり、切手を投入する

※切手の表面は水に弱くシミや消印が消えることもあるので、注意して作業をおこないましょう。

3.(5~10分ほど)で切手と紙が自然と離れる

4.はがし終えたら裏面を水に流して裏のりをはがす

5.タオルで濡れた切手の水切りをする

6.生乾きにするため、切手を紙の上に載せる(小1時間程度)

7.切手が完全に乾いたらストックブックなどに保存する

保存状態が悪いと買取価格が下がる

使用済み切手は「保存状態が悪いと買取価格が下がる」ということに注意しておきましょう。たとえば、最も高額だといわれる赤猿であっても、ボロボロの状態が「1~2万円程度」、状態がよい美品であれば「10万円程度」の買取の実例があるので、金額差が大きいのが分かります。

また、シート切手であれば切り離さずにそのままシートの状態で買取に出すというのも重要です。シート切手には切手を一枚一枚切り離しやすいように、小さな穴が開けられた「目打ち」があります。この目打ちが切り離されていなければ完璧な状態だと判断される基準になるからです。

もちろん、バラにしても切手は買い取ってもらえますが、シート切手のほうが買取価格が高い傾向にあるので、バラにしないように注意しておきましょう。

切手買取専門店に査定を依頼する

プレミアに応じた買取価格を提示してるだけでなく、切手の市場価値を正確に見極めている「切手買取専門店」に査定を依頼するのがおすすめです。

使用済み切手には切手そのものの価値だけでなく、消印、消印の日付までさまざまな価値を見極める必要があります。切手買取専門店であれば、切手買取の知識はもちろんのこと、経験まで豊富なのでしっかりと価値を考慮して査定してくれるでしょう。

使用済み切手を売る時におすすめ!3つの切手買取専門店

使用済み切手の売る時のコツで紹介したように、使用済み切手を売る時は切手の価値を正確に査定してくれる切手買取専門店を選ぶのが大切です。

そこで、おすすめの切手買取専門店を3つ紹介していきます。

高値買取に自信がある「バイセル」

バイセルは「価格満足度が高い出張買取」で第1位の実績を誇り、かつ問い合わせが月間20,000件以上と多くの利用者がいる切手買取専門店です。買取価格が他店よりも1円でも安ければ全額返却するということをコンセプトにしており、高価買取に自信をもっています。

また、アフターフォロー体制も万全で、売買契約に関する説明や査定員のサービスの質など「フォローコール」を通して確認しているので、安心して利用できるといったメリットもあります。

24時間電話受付をおこない、さらに全国を対象に出張買取サービスを展開している(無料で利用可能)ため、無駄な手間を省くことができます。

一枚一枚丁寧に査定してくれる「買取プレミアム」

価値の分からない古い切手や変色・汚れている切手などでも一枚一枚丁寧に査定してくれるのが買取プレミアムです。持ち込み買取、出張買取、宅配買取の3つの買取方法を展開しており、日本全国で買取サービスをおこなっています。

女性査定員の在籍により女性スタッフを査定員として指定でき、電話無料相談もおこなっているので、女性で1人暮らしをしている人におすすめです。

0円の宅配査定キットを用意している「福ちゃん」

福ちゃんでは、宅配買取サービスの利用時に「0円で宅配査定キット」を用意しているのが特徴です。また送料が無料で全国にも対応しているので、都合のつく時間がない人におすすめの買取業者となっています。

切手においては、200万点以上の買取実績があるので、他社で断られた切手も丁寧に査定してくれる可能性があります。買取実績には中国プレミアム切手、月に雁などが150万円以上で買い取られていたので、高価買取にも期待できるでしょう。

まとめ

・数多くのコレクターが使用済み切手を求めている

・「消印」そのものの価値や日付にも価値がある

・高値で買い取られる使用済み切手は主に5種類

・高値で買い取られる「消印」の種類は主に3種類

・使用済み切手のコツは「保存状態」が特に重要なポイント

・切手買取専門店は「バイセル」「買取プレミアム」「福ちゃん」がおすすめ

本記事では、使用済み切手が高値で買い取られる理由や、高値で売れる種類までを紹介してきました。高値で売れる使用済み切手には、「1955年(昭和30年)以前のもの」が共通しており、加えて保存状態が評価基準になるということでした。買取を検討する際はコツと注意点までおさえておきましょう。

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