不用品回収業とのトラブル事例とその対策7選!PR

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優良な不用品回収業者も多いなか、残念ながら一定数、悪質な業者は存在します。

お金回収作業後に、見積もり金額にあれやこれや理由をつけて、急に値上げして請求する手のトラブルが後を絶たないのが現状です。

そのようなトラブルに巻き込まれず、安心して利用するために、このコラムでは不用品回収業者や処分業者を利用する際に多いトラブル事例を細かく紹介していきます。

また、トラブル事例に対する対処法もあわせて解説しているので、これから不用品回業者に回収依頼をおこなおうと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

なぜ人気?不用品回収業者の需要が増えているわけ

不用品回収業者が人気の理由

近年、不用品回収業者の需要が増えている理由は、「ゴミの分別が厳しくなったこと」と「安価で手軽に利用できる」という2点にあります。

ゴミの分別が厳しくなった

ゴミの分別が厳しくなった背景には、第一に環境問題への配慮と、ルールをかいくぐろうとする違法不用品回収業者の存在があります。そのため、自治体ごとにゴミの分別ルールが厳格化され、現在に至ります。

しかし、不用品は頻繁に処分に出すものではないので、いざ捨てようと思ったときに細かいルールが分からず、ついつい後回しになりがちです。

その面、不用品回収業者は、多少の費用こそかかりますが、引き取ってもらえるか確認するだけで済むので、そこに利便性を感じる人は多いのです。

安価で手軽に利用できる

処分費用の純粋な安さで比較すると、たしかに自治体の方がお得ですが、それでも不用品回収業者の回収費用も、数千円〜数万円程度で済みます。

しかし、一度に大量の不用品を処分したいようなときは、不用品回収業者の「軽トラ積み放題パック」などの定額料金プランを利用すれば、実質自治体の回収よりも安く済ませることもできます。

また、不用品回収業者は利用者の手間を大幅にカットしてくれるので、この点が需要が増えているポイントです。

たとえば、自治体の不用品回収に出す場合、まず処分の可否を調べて、料金を調べて、回収日を予約して、処理券を買って、処分日前日に回収場所まで搬出するという具合に、労力がかかります。

なかでも、自ら搬出しなければならないのが一番のネックで、とくに高齢者が女性、大型の家電や家具の場合、自力で搬出することが困難なことも多いです。

そのため、不用品回収業者を選択する人が増えているのです。

ただ、コスパが良く手軽だからといって、適当な業者に依頼してしまうのは、思わぬトラブルの原因になります。

次章からは、具体的なトラブルをいくつか挙げ、気をつけるべきポイントと対策まで解説していきます。

不用品回収のトラブル事例5つ!料金や対応の問題が多い

不用品回収のトラブル事例

ここでは、実際にあった不用品回収にまつわるトラブル事例を紹介していきます。

不用品回収のトラブル事例は、料金や業者対応による問題が多く、その多くが違法業者によるものです。

今後依頼する機会がありそうな人は、被害事例を教訓にして、十分に気をつけましょう。

トラブル事例1:相場より遥かに高いのに支払ってしまった

引っ越しのタイミングで時間がなく、とりあえずポストにチラシが入っていた不用品回収業者に依頼した方のトラブル事例です。

処分品は、幅150cmの大型タンス・DVDデッキ・2人掛けの座椅子・子供用パイプ椅子×2・室内物干し竿・幅70cmの全身鏡・小さい掃除機で、これに業者が提示した見積もり金額は15万円でした。

業者には「他に頼んでもそのくらいする」と言われたが、何とか交渉したところ、人件費や消費税を削って7万円に値引きしてくれました。

早く終えたかったのと、当初の請求額が15万円だったので、7万円で少なく感じてしまい、結局その場は納得して支払ってしまいました。

これは不用品回収のなかで、最も多いトラブル事例です。急ぎの回収依頼であっても、事前に相場を調べたり、電話見積もりで複数の業者に相見積もりを取ったり、最低限の情報は押さえておくようにしてください。

トラブル事例2:無料と言われたが後になって料金を請求された

これは、家庭内で不用になった家具・家電製品を「無料で回収する」とトラックで宣伝していた業者を利用した方のトラブルの事例です。

案内では無料で引き取ってくれると聞いたので、いざトラックまで不用品を持って行ったところ、業者に「カーペットは処分にお金がかかるから有料だ」と言われ、提示された2,000円を支払いました。

話と違うじゃないかと思いましたが、処分費用がかかるものを押し付けるわけにもいかず、しぶしぶ自分を納得させました。

大前提として不用品の処分には費用がかかるものと思っておきましょう。この事例では処分料のみの請求でしたが、なかには積み込み料、運搬料、人件費などを先に伝えず、後から請求してくる悪徳業者がいます。

とくに無料回収業者には、一部費用のみ「無料」の場合が多くあるので、依頼前に注意深く内容確認をしておくべきです。

トラブル事例3:不用品を全部持っていってくれなかった

悪徳業者にあたり、不用品をすべて回収しきってもらえなかったトラブル事例です。

不用品が多く出たので、トラック積み放題のプランで依頼しました。一応電話見積もりで品目と数量を伝えて、現地見積もりの段階で最終確認もしてもらいました。

そして、業者もそのときは「乗り切るから大丈夫」と言ってくれたので、当初申し込んだプランのままでお願いしました。

しかし、作業当日になってトラックへ乗り切らないトラブル発生。代替案として、再度申し込みをおこない、再回収を依頼を打診されました。

よくよく積荷を見ると、積み込み方が甘そうで、まだ入りそうな点を指摘しましたが、「これ以上積むと運搬中に荷崩れする可能性があって危ない」などと最もらしいことを言われ、結局積みきれなかった荷物については、うまく交渉できずに持っていってもらえませんでした。

ほかのトラブル事例に比べると対策するのが難しい事案にはなりますが、不用品回収を依頼するときは、なるべく市区町村から「一般廃棄物収集運搬業」の許可が出されている優良業者に頼るようにしましょう。

トラブル事例4:回収物以外の家具などの破損

引っ越しで不用品が多く出たため、WEBで適当に見つけた業者に依頼した方に起こったトラブル事例です。

回収作業を開始してから、急遽見積もり金額を変えてくるような業者だったので、嫌な予感はしていたのですが、案の定業者の雑な作業により、不用品ではない冷蔵庫やベッドに傷をつけらてしまいました。

そして、極めつけは知らぬ存ぜぬの一点張り。結局家財の傷は泣き寝入りすることになりました。

悪徳業者の大半は賠償保険には加入していないので、このケースのようにシラを切ります。

一方で、優良な不用品回収業者であれば賠償保険に加入していて、万が一のトラブル時には一定の補償をしてくれます。理想的にはそこまで調べたうえで、依頼するとよいでしょう。

トラブル事例5:回収された不用品が不法投棄されていた

業者に回収してもらった不用品が、悪質な業者に不法投棄されてしまったトラブル事例です。

巷でトラブルが多いと言われている高額請求・急な追加費用はなかったのですが、回収してもらって、処分してもらうはずの不用品回収が、近所のゴミ置き場に不法投棄されていました。

どうすれば良いか分からず消費者センターに問い合わせましたが、自分に非がなくても「不法投棄物が自分の物と判明した場合は、刑事責任を問われる可能性もある」ことを聞き、近所の方に協力してもらい、仕方なく家に持ち帰りました。

自治体から認可を受けていない業者に依頼すると、自分では「正しく処分した」と思っていても、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。

自治体のホームページには不用品回収の優良業者をまとめて掲載している場合もあるので、依頼前に参照してみてください。

不用品回収トラブル対策7選!あらゆる面から見極めよう

不用品回収のトラブル対策

具体的なトラブル事例がわかったところで、ここからは、その被害に遭わないように「できることは何か?」を解説していきます。

トラブル対策① 会社の住所や電話番号を明らかにしているか

まずトラブルに巻き込まれないためには、その業者が悪徳業者か優良業者か見極める必要があります。そこで最もシンプルな判断基準が、会社の住所や電話番号を明らかにしてるか、またそれは偽りなく正しいかです。

悪徳業者の多くは訴えられる前提で商売をしているので、会社の所在地や電話番号を公表しなかったり、していても架空だったりするケースが多いです。

今はGoogle MapなどのWEBサービスで確認することができるので、正規の会社であれば、まず間違いなくマップ上にヒットします。

よって、少しでも怪しいと感じたら、依頼するのは避けた方が賢明です。

トラブル対策② 資格、許可を持っているか確認する

一般家庭やオフィスの不用品回収や処分をおこなうには、事業地の市区町村が認定した「一般廃棄物運搬許可」を得た不用品回収業者でなければいけません。この認可を受けると、管理番号が発行されます。

とはいえ、悪徳業者でも架空の許可や管理番号を掲載している場合があるので、万全を期して確認するなら、自治体の廃棄物対策課に電話確認したり、一般廃棄物運搬許可業者検索サービスで該当事業者あるのか確認してみましょう。

なお、似たような用語で、「古物商」や「産業廃棄物」の認可を受けていると謳っている業者も怪しんでください。

一見類似性のある資格ですが、一般家庭の廃棄物処理に関しては、自治体から正式に認可を受けているわけではありません。この2つはよく悪質業者が使うフレーズなので覚えておきましょう。

トラブル対策③ 事前見積もりは必ず書面でもらう

電話や対面で口頭による見積もりでは、のちのちトラブルがあっても何の助けもしてくれません。よって、事前見積もりを取る場合は、必ず書面で見積り金額の提示をしてもらいましょう。

トラブル対策④ 料金は明確であるか

見積もり段階で、料金の明細が明確かどうかも、優良業者か否かを見分けるポイントになります。

たとえば、3,000円~といった上限が見えない表は要注意です。また、現地にて最終見積もりというフレーズも、悪徳業者が都合よく解釈して、最終的に高額請求してくるときの根拠に利用するので、留意しておく必要があります。

また、見積もり内訳がざっくりしている場合も注意してください。不用品回収における料金には、最小人数の人件費や積み込み作業費、出張代を含めた基本料金、品目ごとの処分料金、処理場までの運搬料金、その他周辺環境や状況に応じて加算されるオプション料金があります。

これらの項目ごとに料金明細が出されていない場合は、不明瞭な会計をさせる可能性が高いので、依頼しないようにしましょう。

あわせて、不用品回収業者を利用するなら、数社から見積もりを取って、相場感も確認しておくとよいでしょう。

トラブル対策⑤ 数社比較して口コミなども確認

複数社に見積もりを取る対策とあわせて、業者の口コミ情報も記載しておきましょう。

なお、口コミは信頼できる順に、Googleマップ検索で出てくるもの、比較情報サービスに掲載されているもの、業者のホームページに掲載されているものがあります。

とくに比較情報サービスや業者のホームページでは、基本良いことしか書かれていないので、良く書かれた評判を鵜呑みにせず、なるべくフラットな目線で判断するようにしましょう。

トラブル対策⑥ 領収書を忘れずにもらう

不用品回収業者を利用し終わった後も気を抜かないようにしましょう。悪徳業者のなかには、処分費用が想定を超えてかかったと言いがかりをつけて、不当に追加請求してくるケースもあります。

そこで、支払いが終わったら、必ずその場で領収書をもらいましょう。

また、領収書に会社名・印鑑・住所・連絡先などが記載されているかどうかも確認しましょう。もし書いていないようであれば、その場で記載依頼をしてください。これを断るようであれば、怪しい業者です。

トラブル対策⑦ トラックやチラシで宣伝する業者には注意

トラックで住宅街を営業して回る不用品回収業者や、チラシを入れて不用品回収を促す業者は、基本的に信頼しないほうがいいです。トラブル事例の多くは、このスタイルの営業をしている業者によるものです。

一方、一般廃棄物運搬許可を得ている事業者は、基本的にこの手の営業活動をおこないません。とくに一般廃棄物運搬許可業者のなかでも優良業者と自治体から認められている会社に至っては、変な営業活動は一切おこなっていません。

悪質な不用品回収業者に当たってしまったら?まずは相談

悪質な不用品回収業者にあたったら相談

もしも悪質な不用品回収業者を見かけたり、トラブルに遭遇してしまった場合は、住まいの市区町村の廃棄物担当部署や、消費者生活センターに相談してください。

また、依頼途中で怪しいなと感じたら、依頼をやめることも検討してください。

優良な不用品回収業者を利用するには?

優良な不用品回収業者に依頼するコツ

最後に優良な不用品回収業者に依頼するコツをまとめてお伝えします。

  • 会社の住所や連絡先の有無と正しさをチェック
  • 一般廃棄物収集運搬許可を受けた業者かチェック
  • 見積もり内容は詳細が提示されているかチェック
  • なる順番複数社に見積もりを依頼して比較検討
  • コメントの内容もチェック
  • トラックやチラシで営業をかける業者は利用しない
  • 市区町村のホームページに優良業者が記載されていることも

きちんと優良な不用品回収業者に依頼するために、利用者も多少の手間を惜しまず、下調べを必ずすべきです。

上記のステップを踏むことで、優良な不用品回収業者に頼める可能性がグッと高まるので、意識してみてください。

まとめ:トラブルを遭わないためには事前リサーチが大事

このコラムでは、不用品回収業者・処分業者に多いトラブル事例と、対策7つについて解説しました。

  • トラブル事例の原因の多くは違法業者によるもの
  • とりわけ金銭トラブルや業者対応のトラブルが多い
  • 優良な不用品回収業者を選ぶポイントをチェック

仕事が丁寧で安心できる不用品回収業者もたくさんいます。

しかし、一定の確率でトラブルに巻き込まれしまうこともあるので、より安心して利用するために、特に今回解説した対策方法は覚えておきましょう。

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