家電リサイクル券とは?料金・買い方・書き方を徹底解説!PR

362f9d4f3c4a746cb2815aef857651d7

エアコンやテレビ、冷蔵庫、洗濯機などを処分しようとすると、必要になってくる家電リサイクル券。はじめてこれらの家電を処分する方の中には、「家電リサイクル券ってどんなもの?」と思う方も多いはずです。

そこで、このコラムでは、家電リサイクル券の料金・買い方・書き方・購入後の流れを徹底的に解説していきます。

このコラムを読めば、家電リサイクル法対象品目の家電を、正しく処分できるようになります。

家電リサイクル券とは?家電4品目のリサイクル料

家電リサイクル券とは

家電リサイクル券は、家電リサイクル法で定められた、①エアコン、②テレビ(ブラウン管式、液晶・プラズマ)、③冷蔵庫・冷凍庫、④洗濯機・衣類乾燥機を処分する際に必要なリサイクル料です。

家電リサイクル法では上記の品目を、通常の粗大ゴミ処理ではなく、資源の有効活用を目的としたリサイクルに出すルールになっています。

一般的な粗大ゴミ回収を自治体に依頼する場合、粗大ゴミの処分手数料を前納付する目的で粗大ゴミシールや処理券の購入が必要になりますが、家電リサイクル券の購入も同じような意味合いを持ちます。

適切にリサイクルされたか確認ができる

家電リサイクル券はリサイクル料の支払いをおこなうとともに、券に記載された13桁の問い合わせ番号を照会することで、自分の出した廃棄物が適切にリサイクルされたかを確認することができます。

家電リサイクル券システムとは?仕組みを簡単に解説

家電リサイクル法で定められた家電は、最終的には製造メーカーでリサイクルが実施されます。

その前段階として、家電の回収業務を担う業者がいて、それを家電量販店などの販売店や、自治体指定のリサイクル協同組合、家電リサイクル協力店がおこなっています。

家電リサイクルの方法は2通り!自分で出す場合に券が必要

家電をリサイクルするときは、必ず家電リサイクル券の準備が必要です。

ただし、販売店や自治体が家電リサイクル券を用意してくれるパターンと、自分で家電リサイクル券を購入するパターンがあります。

それぞれの方法をもう少し詳しく解説していきます。

回収依頼をしてリサイクル料を払うだけ!料金販売店回収方式

たとえば以下の状況に該当する場合、リサイクル依頼をして家電を引き取ってもらうことができます。

家電を買い替えるとき
→ 販売店に相談

買い替えなど関係なく処分したいとき
・当時買った販売店が分かる → 販売店に依頼
・当時買った販売店が分からない → 自治体に相談

この方法は「料金販売店回収方式」といい、リサイクル品やリサイクル料を販売店が代理で回収してくれます。そして、控えとして家電リサイクル券をもらう形になります。

なお、販売店に引き取り依頼をすると、リサイクル料のほかに、家電を処理場まで運ぶ「運搬費」や「エアコン取り外し費用」などもかかる場合があります。

この費用は業者の設定価格と、その家電の重量によって上下し、大まかに3,000円〜20,000円程度かかります。

家電リサイクル券を買って直接持ち込み!料金郵便局振込方式

以下のケースに該当する場合、自ら家電リサイクル券を購入し、指定引取場所へ直接持ち込む必要があります。

  • 当時購入した販売店では引き取りできない場合(家電リサイクル券センターに未加入)
  • 自治体が特別な回収取り組みをしていない場合

この方法を「料金郵便局振込方式」といい、家電リサイクル券の購入は郵便局でおこないます。

さて、ここまでの解説で家電リサイクル券の基本的な仕組みやリサイクル方法がわかったと思います。

次章からは、実際のリサイクル料金や自分で家電リサイクル券を買って手続きするときの具体的なやり方を解説していきます。

家電リサイクル券の料金は?品目やサイズで異なる

家電リサイクル券の料金

家電リサイクル券の料金は品目やサイズによってことなります。また、一般家庭用の家電では料金に差異はありません。

家電リサイクル券の料金① エアコン

エアコンは畳数やサイズの大小などによる区分けがないため、どのエアコンのリサイクルは一律料金となっています。

また、エアコンと一緒に室外機も同料金に含む形でリサイクルに出すことができ、エアコンのみ、室外機のみの場合でもリサイクル料は900円です。

(表示は税抜)

エアコン+室外機エアコンのみ室外機のみ
10(大小区分なし)
900円900円900円

そして、リサイクルできる家庭用のエアコンの種類は以下のとおりです。

家電リサイクル券の料金② テレビ

テレビは、タイプとサイズによって料金が変わります。タイプは「液晶・プラズマ式」と「ブラウン管」があります。また、サイズは大まかに大・小の2区分に分かれ、15型以下を小、16型以上を大と定義しています。

(表示は税抜)

液晶・プラズマ式テレビブラウン管テレビ
21225152
15型以下(小)16型以上(大)15型以下(小)16型以上(大)
1,700円2,700円1,200円2,200円

※数字は品目・料金区分コード

もしもテレビのサイズが分からない場合は、テレビ前面のパネル部分に表示されている型番、もしくは裏側に刻印された定格表示の型番で区別してください。

家電リサイクル券の料金③ 冷蔵庫・冷凍庫

一般家庭用の冷蔵庫・冷凍庫は、容量によって区分されています。具体的には、全定格内容積170L以下なら小、全定格内容積171L以上なあら大と定義されています。

(表示は税抜)

冷蔵庫・冷凍庫
3132
170L以下(小)170L以上(大)
3,400円4,300円

※数字は品目・料金区分コード

もしも手元の冷蔵庫の容量が分からない、忘れてしまったという方は、冷蔵室や冷凍庫の扉内の定格表示銘板に表示されている、全定格内容積を見て区別してください。

それでも、どうしても情報が読み取れないときは、下記の方法で区別しましょう。

  • 本体の「高さ × 幅 × 奥行き」の内、最も長い寸法が1,40cm未満 → 小
  • 本体の「高さ × 幅 × 奥行き」の内、最も長い寸法が1,40cm以上 → 大

なお、リサイクルできる冷蔵庫・冷凍庫のカテゴリーには、ワインセラーや保存庫・冷温庫も含まれます。

家電リサイクル券の料金④ 洗濯機・衣類乾燥機

洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル料金は、サイズの大小に関係なく、一律料金になっています。

(表示は税抜)

洗濯機衣類乾燥機
40(大小区分なし)
2,300円2,300円

※数字は品目・料金区分コード

家電リサイクル券を購入するには?買い方・書き方を解説

家電リサイクル券を購入する

家電リサイクル券の買い方の流れは次のとおりです。家電リサイクル券を自分で用意する場合は、郵便局に行って所定の用紙に記入し、家電リサイクル券を購入します。

  1. メーカー名・サイズをメモしておく
  2. 郵便局で指定用紙に記入
  3. 家電リサイクル券を購入、振替払込受取証明書をもらう

それでは、順に注意点などを説明していきます。

購入の流れ①メーカー名・サイズをメモしておく

家電リサイクル券の購入には、次の情報が必要になります。

  • 品目
  • 製造メーカー(製造業者等名コード)
  • サイズや容積の区分

一般家庭用家電であれば、品目さえ明確であれば、製造メーカーごとの料金に差はありません。また、郵便局には備え付けのリサイクル料金表があるので、基本的にはそれを参照しながら手続きを進めます。

ただし、区分については、テレビであれば画面サイズ、冷蔵庫であれば内容積を事前に正しく把握しておく必要があります。理由は画面サイズや内容積によって、リサイクル料が異なるからです。

よって、この辺の情報はきちんとメモをしてから郵便局に行きましょう。

購入の流れ②郵便局で指定用紙に記入

最寄りの郵便局に行ったら、「家電リサイクル券(3枚綴り)」と「振替払込書」の記入をおこないましょう。先ほどメモした情報は、家電リサイクル券に書いていきます。

書けたら、家電リサイクル券と振替払込書をそろえて窓口に提出し、リサイクル料金を支払います。

購入の流れ③家電リサイクル券を購入、振替払込受付証明書をもらう

家電リサイクル券の購入を終えたら、家電リサイクル券と振替払込受取証明書をもらいます。

家電リサイクル券購入後の流れ!指定場所に持ち込む

家電リサイクル券購入後の流れ

家電リサイクル券購入後は、以下の流れで廃棄予定の製品と一緒に、指定引取場所へ持ち込みましょう。

  1. 廃棄製品の右側上部に家電リサイクル券を貼付
  2. 指定引取場所まで運搬
  3. 廃棄製品の引き渡し
  4. 家電リサイクル券の控えをもらう

2については、自力で運搬困難な場合は、回収業者に依頼しましょう。運搬料など数千円〜数万円の手数料が発生しますが、以降の手続きを代理でおこなってくれます。

まとめ:家電リサイクル券を買ってリサイクルを申し込もう

このコラムでは、家電リサイクル券の概要、料金、購入方法について解説しました。

  • 家電リサイクル券は、家電4品目のリサイクル料
  • 家電リサイクルは製造メーカーがおこなう
  • 家電リサイクルの方法は2通り
    • 回収依頼をしてリサイクル料を払うだけ!料金販売店回収方式
    • 家電リサイクル券を買って直接持ち込み!料金郵便局振込方式

家電リサイクル法に該当するエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、家電リサイクル券を使って正しく処分しましょう。

カテゴリ一覧