「書き損じた年賀状はどうすればいいのか…」
「買い過ぎた…あまった年賀はがきは捨てるしかないのか?」
はがきを書くシーンといえば年賀状を書くときくらいという人がほとんどではないでしょうか。
スマホやPCが主流となっている現代では字を書くこと自体が久々というケースもあり、年賀はがきを何枚も書き損じてしまうということもあります。
失敗してしまったり買い過ぎたりした年賀はがきは、どうすればよいのでしょうか。
また、自宅にある大量の古いはがきの処分方法を知りたい人もいらっしゃるでしょう。
単に燃えるゴミで捨てることも可能ですが、買ったものを処分するなら捨てるよりはお金になったほうがいいと考えるのは当然です。
この記事では、年賀状などの「はがき」について売る方法についてと、少しでも高く買取ってもらうためのコツについて紹介します。
不要な年賀はがきは売れます!
結論からいうと、いらなくなった年賀状やそのほかのはがきは、売ることや交換することが可能です。
場合によっては、書き損じてしまったはがきでも買取や交換が可能な場合があります。また、古い使用済みのはがきであっても、査定対象となるケースがあります。
しかし、はがきを上手に売るためには、査定を依頼する場所やコツを抑えておく必要があります。
これを知るためにも、まず初めにどのような理由ではがきが不要になるのかについて触れていきましょう。
はがきが不要になるケースとは
どのようなケースで、はがきは不要になるのでしょう。大きく分けると以下の2つのケースに分けられます。
- 書き損じた
- 余った
詳しく説明しながら整理していきましょう。
書き損じて使えなくなった
年賀状など大量に書くと、何枚かは失敗してしまうこともあります。
また、自宅で印刷した場合、何十枚も向きを間違えて印刷してしまうことも少なくはありません。
年賀状という新年のあいさつで、名前を間違えて書いてしまったはがきを、修正液で消して書きなおすのも気が引けることです。
はがきが余って不要になった
年賀状は使うつもりで購入しますが、使わなくなるケースが多々あります。代表的な理由は以下のとおりです。
- 余分に買い過ぎた
- 身内に不幸があり年賀はがきが不要になった
- 付き合いで大量に購入した
詳しくわけて説明しましょう。
余分に買い過ぎた
年賀状など大量にはがきを使う場合は、足りなくならないように余分に購入します。
結果、毎年あまる年賀はがきがでてくるのです。家族が多いと、さらに枚数が必要と考えて余計に購入してたくさん余ることもあるでしょう。
スマホなどの普及で、新年の挨拶はLINEやSMSなどで済ませる人が多くなり、会社によっては職場単位でお互いに年賀状は出さないとしているケースもあります。
そのため、注文してから不要になることもあり「買い過ぎた…」という結果になるのです。
身内に不幸があった
年賀状を準備してから身内に不幸があった場合も、年賀状がすべてあまってしまうという結果になります。
また、同じ枚数くらいの喪中はがきを準備する必要もあり、さらにお金が掛ることになるのです。
付き合いで大量に買った
最初から使用する予定もないのに、会社関係や親戚などに断れず、大量の年賀はがきを購入するケースもあります。
数百枚単位になることも珍しくないので、なんとか買取ってもらえないかと考えるでしょう。
では、いらなくなった年賀状や古いはがきは、捨ててしまう以外になにかいい処分方法はないのでしょうか。
不要なはがきの処分方法とは
不要になった年賀状や古いはがきは、無駄になるわけではありません。
ここでは、捨てる以外の効率的な処分方法を紹介します。
郵便局
郵便局では、書き損じなどの不要はがきを「交換」してくれます。あくまでも「交換」ということに注意が必要です。
書き損じを含めた不要な年賀はがきは、1枚5円の手数料を支払うことで切手か普通はがきに交換してくれます(手数料は現金または切手での支払い)。
また、「その年の年賀はがき」に限り、販売期間中(12月中旬~翌1月上旬くらい)であれば、年賀はがきへの交換が可能です。
年賀はがきを準備してから喪中になった場合は、無料で切手や普通はがきなどへ交換してくれます。
あくまでも交換ですので書き損じなどでは有効な方法です。そのため、事情によって大量の年賀状が不要になった人には有効な方法ではありません。
金券ショップ
金券ショップでは、不要なはがきを売ることが可能です。しかし、店舗によって買取基準に違いがあるという特徴もあります。
まず、多くの金券ショップでは、未開封(包装紙で封印)のものしか買取対象にしていません。そのため、数百枚単位を持ち込まないと売れないことがあります。
また、ショップの在庫状況で買取額が変動したり買取を一時的にストップしたりするので、せっかく持ち込んでも確実に売れるとはいえません。
なかには、バラでも書き損じでも買取対象としているショップもありますが、印刷しているものなどは買取ってもらえないと考えておきましょう。
切手買取専門店
切手買取専門店のほとんどの店舗で、はがきの買取をおこなっているのはご存知でしょうか。
買取金額は金券ショップと変わりませんが、バラであったり書き損じであったりしても買取ってくれるショップが多くあります。
大量に持ち込むことで高額になったり古いはがきも査定対象になったり、金券ショップとは違う特徴もあるので、査定を考えているなら切手買取専門店へ相談してみましょう。
はがきを高く売る3つのコツ
はがきを高く査定してもらうためには、どのようなことを意識すべきなのでしょうか。
ここでは、はがきを高く売るための「3つのコツ」を紹介します。
年賀はがきは時期を意識する
年賀はがきは需要ある時期がはっきりしているので、時期を逃してしまうと高値で売ることは期待できません。
年賀はがきは、発売日から1週間以内であれば高く売れる傾向があります。とにかく、時間の経過とともにあっという間に値崩れしますので注意が必要です。
未開封でまとまった枚数で売る
年賀はがきに限らず、一般的には未開封のはがきは高値で買取ってくれる可能性があります(未開封とは包装紙や箱の状態で封印されているもの、200枚や4,000枚単位など)。
買取店で管理しやすいことや査定が容易だという理由などで、高く買取られる場合もあるようです。また、大量に購入する企業などへの需要もあります。
売る方法を考慮する
年賀はがきは売るタイミングさえ間違わなければ、どこで売っても金額には大きな違いはありません。
しかし、未使用のまま古くなってしまったはがきや、かなり昔に書かれた珍しいはがきなどは、金券ショップでは買取れないことも少なくありません。
また、価値がある可能性があるのに、額面ベースで買取られてしまう可能性もあります。
古いはがきなどは、価値も含めて鑑定する切手買取専門店で査定してもらうほうが、適正価格となる可能性が高いといえるでしょう。
3つのコツを意識すればはがきを効率よくうることができます。では、実際にはどれくらいの金額で買取られているのでしょうか。
はがきの買取相場とは
はがきの買取相場について、郵便はがき、年賀はがき、古いはがきなどの種類にわけて紹介しましょう。
郵便はがき
年賀はがきのように時期が関係あるものではないので、著しく値崩れすることはなく相場価格も安定しているといえます。
未開封のまとまったものなら新品という保証があるので高値で売れますが、バラになると定価の半分以下の金額で買取られることがほとんどです。なので、買取相場は「額面の30~60%くらい」となります。
未開封で枚数が多いほど高値になりますので、大量に売ることで定価近くなることもあるようです。
年賀はがき
前述してますが販売開始1週間くらいまでに限り、まとまった枚数であれば「定価の60%程度」で売れる可能性もあります。
しかし、印刷していたり書き損じたりしているものは、販売開始1週間の時期であっても難しいでしょう。
また、定価に近い金額で売るには、販売1週間以内に未開封で4,000枚(1箱)程度が必要です。
時期が過ぎてしまうと「1枚20円程度」にしかなりませんので、郵便局で切手やはがきへ交換してから売ったほうがいいかもしれません。
しかし、何年も前の未使用年賀はがきには、年代によって高値で査定されるものもあります。
たとえば、1950年(昭和25年)日本最初の年賀はがきでは、未使用品の査定相場は、1枚500円前後です。
古い年賀はがきがあるなら、郵便局ではなく切手買取専門店へ直接査定依頼しましょう。
古いはがき
古いはがきでは、アンティークものなどは高値がつくことがあります。また、使用済みの古いはがきであっても高額になるケースも少なくはありません。
古いはがきは、未使用であっても額面金額で評価する金券ショップではなく、付加価値も熟知し評価してくれる切手買取専門店への査定依頼をおすすめします。
ここで、付加価値がある古いはがきを3つご紹介します。
絵葉書
絵葉書は、古いものだと「数万円」になる可能性があります。
全体に絵が印刷されているので、はがきとしては使いづらいという特徴があり、どちらかというと趣味として楽しむ性質が高いものではないでしょうか。
趣味で楽しむ需要あるはがきなので、古いものであっても買取ってもらえるわけです。
エンタイヤ
エンタイヤとは、はがきに切手が貼っている状態で「消印」が押されているものです。
特定の地域や期間の消印に価値があるとされていますが、限定した収集家にしか需要がないので、買取店が必ず値段をつけてくれるというわけではありません。
すべてのものに価値がというわけではないので、自宅に多くの古い使用済みはがきがあるなら、とりあえず査定依頼してみてはいかがでしょうか。
初日カバー
初日カバーとは、切手が発行された日の消印が押されている、はがきや封筒のこといいます。
切手発行日という限定性から、数百~数十万円まで幅広い価値があるのが特徴で、前項の「エンタイヤ」よりも需要はかなり高いものです。
希少性の高い記念切手の初日カバーは、かなりの高値が期待できます。
はがき買取業者おすすめ3選
不要になったはがきは、切手専門の買取業者が適正な査定をしてくれます。
おすすめ店舗を紹介しましょう。
バイセル
年賀はがきや郵便はがきはもちろんですが、古い価値のありそうなはがきも査定対象です。
自宅に郵便物を大量に溜めてしまっているなら、まとめてバイセルに査定依頼してみてはいかがでしょうか。もしかしたら、価値あるものが見つかるかもしれません。
サービス内容は以下のとおりです。
査定方法 | 出張、宅配、持込 |
予約、受付方法 | 電話かWEB(予約は24時間、土日祝も可) |
出張対応地域 | 47都道府県(地域によっては即日査定も可) |
手数料など | 査定、キャンセル、出張、送料無料(宅配不成約は返送料のみ有料) |
支払い方法 | 出張と持込買取は即現金払い、宅配買取は最短振込 |
買取プレミアム
こちらも年賀はがきや郵便はがきのほか、古いはがきも査定対象となっています。
買取プレミアムでは、女性査定員による出張査定サービスもおこなっているので、女性のひとり暮らしでも安心です。
また、査定員の対応が丁寧など、利用者の口コミ(公式HPより)が寄せられている優良店となっています。
サービス内容は以下のようになっています。
査定方法 | 出張、宅配、持込 |
予約、受付方法 | 電話かメール(予約は24時間可) |
出張対応地域 | 47都道府県(地域によっては即日査定も可、※地域により不可の場合あり) |
手数料など | 査定、キャンセル、出張、送料無料(宅配不成約は返送料のみ有料) |
支払い方法 | 出張と持込買取は即現金払い、宅配買取は最短振込 |
※季節なども影響するため、コールセンターへ問い合わせ必須です
福ちゃん
他店で断られた品も、丁寧に査定してくれる切手買取専門店です。
はがきの査定を断られるケースは、価値が判断できないというケースもあります。
もし、他店では断られた古くて価値がありそうなはがきがあるなら、福ちゃんに相談してみてはいかがでしょうか。
おもなサービスは下記を参照ください。
査定方法 | 出張、宅配、※1 持込 |
予約、受付方法 | 公式HP WEB申込フォーム (問い合わせは電話) |
出張対応地域 | 全国各地(※2 地域により不可の場合あり) |
手数料など | 査定、キャンセル、出張、送料無料 |
支払い方法 | 出張と持込買取は即現金払い、宅配買取は振込 |
※1 大阪、東京のみ対応
※2 要問い合わせ
各買取専門店の公式HPには、買取実績や体験談などの参考情報が確認できますので、ぜひご覧になってみてください。
まとめ
・不要になった年賀はがきは、売ったり交換したりできる
・郵便局では交換となり、年賀はがき販売期間なら年賀はがきと交換できる(手数料あり)
・年賀はがき販売期間以外なら、切手や郵便はがきと交換可能(手数料あり)
・不要な年賀はがきを大量に抱えているいるなら、交換よりも買取業者へ売ったほうがお得といえる
・時期的に売れなくなってしまった場合は、郵便局で切手と交換してから売るとよい
・相場は条件がよければ年賀はがき「定価の60%程度」、普通はがき「額面の30~60%程度」
・使用、未使用に限らず、古いはがきは売れる可能性もある
・適正に査定してもらうには、切手買取専門店へ依頼すべきである
不要になった年賀状などのはがきは、状態や条件によって違いはありますが郵便局で交換するか買取業者に売ることで処分可能です。
しかし、価値がありそうな古いはがきは、切手買取専門店でしか適正な金額を提示できないこともあります。
自宅に気になる古いはがきがあるなら、切手買取専門店への相談を検討してみてはいかがでしょうか。