「自宅のクローゼットや棚に、壊れた昔のiPhoneが余っている」「水没や落下などでiPhoneが壊れてしまい、すぐに新しく乗り換えたものの、壊れたiPhoneをどうすべきか迷っている」そんな時にぜひ活用してほしいのが、iPhoneの買取業者です。
新品のiPhoneは価格が10万円を超える機種もあるので、たとえ壊れてしまったとしても、その価値がゼロになることはありません。
壊れてしまったiPhoneは、できるだけ早く買取に出すことで高く売ることができます。
そこで今回は、壊れたiPhoneはいくらで売れるのか、買取価格をアップさせる方法、おすすめの買取業者などをご紹介したいと思います。
目次
壊れたiPhoneでも買取が可能な2つの理由
最近はリサイクルショップなどで中古のiPhoneを見かけることも増えてきましたが、販売されている物の多くはダメージが少なく状態の良い物です。
そのため、一見画面が割れてしまったり電源が入らず使い物にならない状態のiPhoneは買取をしてもらえないように思えますが、実は店舗によっては全く問題なく買取をしてもらえます。
「使えなくても買取可能ってどういうこと?買取したiPhoneはどうするの?」と不思議に思われるかもしれませんが、それには主に次の2つの理由があります。
買取可能な理由1.修理して販売する
iPhoneの故障でよく見かける画面割れなどは、素人にとってはなすすべがありませんが、修理のプロにかかれば画面を取り替えて、問題なく使用可能な状態にすることができます。
そのため、壊れているiPhoneでも修理にかかる費用をふまえた価格で買取、修理をして販売すれば、その分店舗にとっては利益となるわけです。
買取可能な理由2.分解してパーツを利用する
故障箇所が多く修理をして再販することが難しい状態のiPhoneでも、分解してパーツ単位で見ればまだまだ使用可能であることが多く、そのまま自社での修理に使用する場合もあれば、個人や業者向けに販売する場合もあります。
iPhoneのパーツについては、正規品ではないものの、パーツによっては新品をAmazonで購入できるものもあります。しかし、市場に流通していないパーツの場合は、中古であっても非常に重宝されるのです。
機種別|壊れたiPhoneの買取相場
ここまでで、壊れたiPhoneにも価値があることがわかりましたが、それでは実際に壊れたiPhoneを買取に出した場合、一体どれくらいの価格で売れるのでしょうか。
壊れたiPhoneのおおよその買取相場を機種別に以下にまとめました。
機種 | 壊れたiPhoneの買取相場 |
---|---|
iPhone4 | 〜100円 |
iPhone4s | 〜100円 |
iPhone5 | 〜500円 |
iPhone5s | 〜500円 |
iPhone5c | 〜500円 |
iPhone SE | 〜1,000円 |
iPhone6 | 〜1,000円 |
iPhone6 Plus | 〜2,000円 |
iPhone6s | 〜3,000円 |
iPhone6s Plus | 〜4,000円 |
iPhone7 | 〜5,000円 |
iPhone7 Plus | 〜6,000円 |
iPhone8 | 〜10,000円 |
iPhone8 Plus | 〜15,000円 |
iPhone X | 〜15,000円 |
iPhone XR | 〜25,000円 |
iPhone XS | 〜25,000円 |
iPhone XS MAX | 〜30,000円 |
上記はあくまでもおおよその目安であり、故障の程度や買取業者の基準によっては価格が若干変動することもあります。
実際には次のような条件によって価格が1,000円単位で変動することも珍しくありません。
- 故障の種類(画面割れのみ・電源が入らない・水没したなど)
- 故障箇所(単体・複数)
- キャリア(SIMフリーなど)
ただし、基本的にはやはり通常の中古iPhoneの買取価格と同様に、新しい機種ほど買取価格が高くつく傾向があります。
そのため、壊れたiPhoneを持っているのであれば「いつかまた売ろう」「眠らせておいたらプレミアがつくかも」などとは考えず、なるべく早く買取に出してしまいましょう。
壊れたiPhoneを売る3つの方法
壊れたiPhoneを買取に出す際に注意したいのは、iPhoneの買取をおこなっている全ての業者が、壊れたiPhoneの買取をおこなっているわけではないという点です。
壊れたiPhoneを買取に出す場合には「壊れていてもOK」「ジャンク品歓迎」など、壊れたiPhoneでも査定をおこなってくれる業者を選ぶ必要があります。
また、壊れたiPhoneを買取に出す方法としては、主に以下の3つが挙げられます。
- 実店舗に直接持ち込む
- 出張買取を依頼する
- 宅配買取を利用する
では、それぞれのメリットやデメリットについて見てみましょう。
方法1.実店舗に直接持ち込む
自宅や職場などの近くに買取業者があり、「いち早く買取してもらいたい」「すぐに現金化したい」といった場合には実店舗に直接持ち込む方法が最も手早い方法といえます。
しかし、一般的に査定には30分ほど時間がかかるため、店舗が混雑している場合には待ち時間が発生する可能性もあるでしょう。
また、実店舗があるということはつまり、店舗の運営費などその分のコストも発生しているということですので、その分買取価格が抑えられる傾向にあります。
方法2.出張買取を依頼する
出張買取は、自宅を空けることが難しい方にとっては非常に便利な方法ですが、予想をはるかに超えて査定価格が安くても「せっかく来てもらったし…」と、そのまま買取依頼をしてしまうケースも少なくありません。
大型家電などの場合は、持ち運びの手間を考えると出張買取のメリットが非常に大きいですが、スマートフォンの場合は持ち運びの手間もほぼありませんので、出張買取を利用するメリットは少ないといえます。
方法3.宅配買取を利用する
近年スマートフォンの買取方法として利用者を増やしているのが宅配買取です。
宅配買取では、まずインターネットで簡易的な査定を行い、査定金額に納得のいく場合は宅配便を利用して業者にスマートフォンを送ります。
この際、多くの場合、発送する際の送料は業者負担となっており、業者によってはスマートフォンを発送する際の梱包資材一式が用意されている場合もあります。
そして、その後業者による査定が行われ、最終的な査定金額に納得・承諾すれば後日指定の口座へ代金が振り込まれる仕組みです。
このような特徴があることから、宅配買取は、自分の都合の良い時間に自宅で買取を利用したい方や、対面でのやりとりに煩わしさを感じる方にとっては非常に便利な方法といえます。
一方、査定金額に納得が行かず返送を依頼する場合、送料は利用者負担となることがほとんどのため、買取をキャンセルした場合はかえって出費になってしまうため、利用には注意が必要です。
壊れたiPhoneの買取価格を簡単にアップさせる5つの方法
「もう壊れてるし、売れるならいくらでもいいや…」ついそんなふうに考えてしまいがちですが、実はちょっとした工夫で買取価格をアップさせることが可能です。
ここからは、壊れたiPhoneの買取価格をアップさせる方法をご紹介していきます。
方法1.できるだけ早く買取に出す
買取相場の項目でご紹介したとおり、壊れたiPhoneであっても通常の中古iPhoneの買取と同様、機種が新しいほうが買取価格は高くなる傾向があります。
つまり、新作が発表された時点で手持ちのiPhoneの価値は自動的にワンランク下がってしまうというわけです。
iPhoneは例年9月頃に新作が発表されていますので、壊れたiPhoneが手元にある場合は次の9月が来るまでのできるだけ早い段階で買取に出しましょう。
方法2.事前に相見積もりをとる
スマートフォンの買取をおこなっている業者には、スマートフォンの買取を専門にしている業者、リサイクルショップ、質店などがありますが、いずれも買取価格は業者によってさまざまです。
例えば実店舗を構える業者の場合、周辺に競合店があれば買取価格は高くなる傾向がありますし、iPhoneに精通したスタッフがいる業者であれば、壊れてしまっているiPhoneでも価値のあるパーツが利用できるかどうかなどを見分けることができるでしょう。
そのため、どの買取方法を利用する場合でも、事前に簡易的なもので構いませんので相見積もりをとっておきましょう。業者によってはホームページで買取相場を確認できる場合もありますし、全国展開する業者であれば、実店舗を回って相見積もりをとらなくても、事前にWEB査定ができる場合もあります。
特に宅配買取を利用する場合は、無駄な返送料を発生させないためにも、相見積もりによって最も高値の業者を選ぶことが非常に重要です。
方法3.iPhoneを掃除する
壊れたiPhoneといえども、やはり手垢がベットリついたものより綺麗に掃除された物の方が査定時に好印象を与えられます。
また、ステッカーなどを貼ったまま査定に出した場合、業者にとっては剥がす手間がかかるため減額対象となる可能性があります。
ただし、画面の保護フィルムについては傷をつけないためのものですので、査定の直前までは貼った状態の方が安心です。
方法4.付属品を揃える
業者が壊れたPhoneを修理して再販する場合、外箱や充電ケーブルなどの付属品が揃っている方が高値で販売することができます。そのため、付属品が揃っていた方が買取価格がアップする業者もあります。
iPhoneの場合はヘッドセットや充電用ケーブル、電源アダプタなどもApple純正品として価値の高いものですので、付属品が保管されている場合には必ず付属品と一緒に買取に出しましょう。
方法5.AppleCare+の保証を利用する
AppleCare+はiPhoneの購入日から30日以内に加入できる有料の保証サービスで、通常購入から1年間の保証と90日間のサポートが2年間に延長されるほか、次のようなサービスが受けられるものです。
- 最大2回まで格安で修理が受けられる
- バッテリーの無償交換(バッテリーが本来の容量の80%未満にまで劣化している場合)
- iPhoneに不具合があった場合、修理料金と同等額で新品と交換できる
すでに別の機種に買い替えてしまったものの、AppleCare+に加入しており、なおかつ保証期間内の場合は、これらの保証を利用することで買取価格を大幅にアップできる可能性があります。
なお、同じ修理済みであったとしても、非正規店や自分で修理を行ったiPhoneの場合は減額対象となることがあるため、最終的に買取に出す予定がある場合は正規店での修理をおすすめします。
壊れたiPhoneでも買取可能な業者5選
以下では、壊れたiPhoneの買取を積極的に行っている業者をご紹介します。
ジャンク品iPhone買取ストア
ジャンク品iPhone買取ストアは、壊れたiPhoneの買取専門店です。最短で即日入金が可能な「全国送料無料スピード宅配買取」をおこなっています。
安心の事前査定・査定金額保証サービスがあり、申告内容に間違いがなければ、査定金額から減額されることはないので安心して利用できます。他店に対抗した高額買取もおこなっているので、まずは無料のオンライン買取査定を利用することおすすめします。
iPhone55!
iPhone55は、iPhone・iPad専門の宅配買取サービスです。「電源が入らない」「ガラス割れ」「ボタンが効かない」「水没」などの状態でも、iPhone55なら買取可能。
「オンライン買取査定」を利用すれば、10秒程度の入力で買取金額がわかります。まずは、どれぐらいの価格で買取をしてもらえるのか、チェックしてみるのがおすすめです。本査定金額に納得がいかなかった場合でも返送料が無料なのは安心して利用できるポイントです。
ジャンクバイヤー for iPhone
その名のとおりジャンク品に特化した業者で、iPhoneの買取は2009年から行っているため実績も豊富。
宅配買取利用時の送料・手数料無料、梱包材無料送付のほか、データ完全消去やiPhone到着日の翌日支払いなどのサービスを行っています。
関西を中心に実店舗もあり、店舗での買取の場合は即現金化が可能。
アイフォンプラザ
iPhone、iPad、Macbookなどを中心とした買取をおこなっています。
関東・関西での店頭買取と宅配買取に対応しており、宅配買取では利用満足度98%(2018年6月現在・自社調べ)の評価も。
ジャンク品はもちろん、残債ありや本体のみの買取にも対応しています。
参考:アイフォンプラザ
TSUTAYA スマホ・タブレット買取
CD・DVDレンタルでお馴染みのTSUTAYAが展開する買い取りサービスです。
店舗が全国にあるため、店舗買取も気軽に利用しやすく、買取が成立した場合には会員連携をすることでTポイントも付与されます。
なお、ホームページ内では査定基準も公開されています。
参考:TSUTAYA
まとめ:壊れたiPhoneは買取でおトクに処分しよう
デザイン、操作性、セキュリティ性能に優れ、日本で圧倒的な人気を誇るiPhoneは、たとえ壊れてしまった状態でも、その価値はまだ十分にあります。
今回ご紹介した5社をはじめ、壊れたiPhoneの買取を積極的におこなっている業者は数多く存在します。査定額の高さはもちろん、自宅近くのお店や宅配買取の利用のしやすさなど、自分に合った業者を選びましょう。
また、iPhoneは買取に出すタイミングが早ければ早いほどおトクです。もし自宅に眠っている壊れたiPhoneがあれば、できるだけ早く買取をしてもらいましょう。