いらなくなったプリンターは、捨てる前に買取を検討してみてはいかがでしょうか。
一般的に寿命が短く、メンテナンスが必要なプリンターは買取が難しいように感じます。しかしながら、機種や状態によっては思わぬ高値がつけられることも。
プリンターは処分するにも自治体によっては料金がかかります。まずは、プリンタの状態を確認し買取査定に出してみましょう。
目次
プリンターは売れる!買取可能な5つの基準
使用しなくなったプリンター。もう捨てるしかないと決断するその前に、もしかしたらそのプリンターは売れるかもしれません。
プリンターは新品でも手頃な値段で売り出されているものもあり、中古となれば売るのは厳しいのではと思いがち。
ところが、状態や、機種によっては買取が可能でしかも高値査定がつくこともあります。
知らずに捨ててしまう前に一度該当のプリンターの状況を確認し、買取査定を検討してみましょう。
①製造年数・印刷枚数|製造5年以内が売れる
まず、プリンターの寿命は製造から約3~5年とされています。それ以上経過したプリンターの買取は難しいとされることが多いよう。
加えて実際に使用した期間が短いほど、査定額は高くなります。
プリンターには限度印刷枚数があり、家庭用のものでインクジェットプリンターであれば2万枚程度、レーザープリンターであれば5万枚程度の印刷が可能です。
使用期間が短くても、仕事等で家庭用プリンターを利用していた場合はたくさんの枚数を印刷している可能性がありますので、査定額は期待できない可能性があります。
製造5年以内のプリンターで、家庭利用し頻度がそれほど高くなかったというプリンターについては買取査定してもらう価値が充分にあります。
②メーカー・モデル|人気はキャノン・エプソン・ブラザー
プリンターはあらゆるメーカーで製造されており、日本国内ではあまり流通していないメーカーのものもあります。
中古市場で買取して貰いやすいのは、国内メーカーのメジャーなシリーズのプリンター。
いわゆる売れ筋の人気メーカー、人気機種が買取時には有利です。
プリンターにおける国内シェアの大きい、キャノン、エプソン、ブラザーであれば買取可能な業者がいくつもあります。
それ以外のメーカーのプリンターも、業者によっては買取を実施しているところがありますので、調査の上、いくつかの業者に問い合わせてみるのがおすすめです。
③種類|レーザータイプの複合機が人気
プリンターといっても、印刷方法や対応できる内容などがそれぞれに異なり、種類はさまざまです。
- 印字方法がインクジェット式、レーザー式のどちらであるか。
- 家庭用で主にハガキや簡単な文書印刷、ラベルに対応しているもの又は、業務用でコピー機能を搭載しA3サイズ対応、輪転機型など複合タイプのものであるのか。
- 簡単な印刷機能のみ、又はコピーやスキャナ機能等複合型であるのか。
などのタイプが考えられます。
そんな中で、買い手が付きやすく高値査定がつくのは、レーザー式で複合機タイプのもの。
家庭用のものでも、ファックス対応機能やコピー機能がついているものは人気です。
業務用の大型機種も、需要が高く高価買取が期待できそうです。
④動作状況が良好|事前のメンテナンスがが買取の決め手
電化製品であるプリンターは動作状態に不具合がある場合や、作動しないといったトラブルがある場合は買取はしてもらえません。まずは電源を入れ、通常の動作が行えるかどうかを確認します。
試しに印刷を行ってみて、印字のかすれやインクが出にくいといったようであればヘッドクリーニング処理を実施しましょう。
各プリンターのヘッドクリーニングの方法に従って行いそれでも、トラブルが解消しないようであれば市販の洗浄液等を使えば目詰まりが解消されることがあります。
埃が原因で動作が悪くなっていることもありますので、出来る範囲でセルフクリーニングもしておきましょう。
印刷中に異音がしたり、スムーズな動きがしないなどのプリンターも買取が難しい可能性があります。
プリンターは長く使用せずに放っておくと、電源が入りにくくなるものもあります。日常より、使用しなくても1週間に1度程度は電源を入れるようにしておくと、トラブル回避につながります。
⑤付属品の有無|未使用インクが意外と売れる
中古市場ではできるだけ、新品購入時の付属品が良い条件で揃っていることが高額査定のポイントとなります。
プリンターも同様。給排紙トレイや、使用説明書、購入時の箱等がある場合は一緒に査定に持ち込みましょう。
プリンターの購入時に付属していた純正のインクがあればそれは大きなポイントに。
未使用、未開封で有効期限以内の純正インクであれば、それ自体に値段がつきます。
尚、プリンターの買取査定時にはインクが付いていた方が有利です。
後から買い足した非純正のインクであっても、捨ててしまわずに付けた状態で査定に持ち込むようにしましょう。
プリンターの買取相場・高く売れるメーカー3選
プリンターはメーカーによって買取料金に差が付きます。
日本国内のメジャーメーカーのプリンターが買取市場では断然有利。
高額査定が見込めるプリンターメーカーをご紹介します。
キャノン|買取相場:2,000円〜15,000円
カメラ技術を活かした印刷品質の高さ、使いやすさで人気のキャノンプリンター。
家庭で気軽に使用できるものから、業務用の大型複合型のものまで幅広く販売されています。
キャノンのプリンターは家庭用のものであれば新品でも比較的手頃に入ることから中古で買取査定に出した場合、2,000円~5,000円程度となります。
大型のタイプや複合型のタイプであれば10,000円以上になることも。
いずれにしても、キャノンプリンターは現状、安定した人気がありますので買取査定を受けてみましょう。
エプソン|買取相場:3,000円〜25,000円
エプソンプリンターは、安心と豊富な実績からユーザーから厚い信頼を得ています。
その種類は家庭用から業務用まで幅広く、コンパクトタイプもあれば大型のタイプも。
エプソンプリンターは、機種によっては他のメーカーに比べて高額査定が得られます。
但し、値が付かない機種や、かなり安い査定がされてしまう機種も。
PIXUS PRO-10Sの場合は20,000円弱の査定がされることもあります。
ちなみに、エプソンのインクカートリッジは買取市場で人気があります。
プリンター自体に値段が付かなくてもインクカートリッジが売れるということもありますので、こちらもチェックしてみるのがオススメです。
ブラザー|買取相場:2,000円〜15,000円
ブラザーのプリンターは低コストで使いやすことをその魅力に掲げています。
家庭用からビジネスモデルまで幅が広く、電話・ファックスとの複合型のタイプも人気。
ブラザープリンターは複合型のタイプであれば10,000円~状態によっては15,000円程度の買取価格がつくことがあります。
単機能のものであれば、~2,000円程度。
業務用の大型タイプや、複合型のブラザー機の場合は高値が期待できますので、ぜひ査定にかけてみましょう。
プリンターを相場以上に高く売る!高価買取の3つのコツ
中古市場で買取を依頼する場合、いわゆる相場があります。状態や売り方によっては相場より安く買い取られてしまったり、反対に高値がつくということも充分にあり得ます。
中古市場では必要とされる、高値で買取がされるものとは即ち、「高く売れるもの」。中古市場の狙いを知ることで、ポイントを抑えて高く買い取ってもらうこともできそうです。
高価買取されるためのポイントを解説します。
①査定に出す前にキレイに掃除しよう
あらゆる場面でいえることですが、見た目は非常に重要です。
中古市場では買取ったプリンターをキレイに掃除した上で売却します。
査定をうける際にもキレイな状態であれば、買取業者の心象がよく、また実際にきちんとメンテナンスされている可能性が高いとされ高額に査定につながります。
直ぐに目につく外側の汚れはもちろん内部のほこりも落としておきましょう。
内部のプリンターヘッドなどは埃がたまりやすく、たまった埃が熱によってこびりついた状態になっていることがあります。
固くしぼったタオルで軽く丁寧に拭き取るか、それでも取れない場合は市販の液剤などを使ってキレイにしておきましょう。
付属品である周辺機器や、説明書、購入時の箱なども、埃がかぶった状態であれば、乾いたタオルでからぶきしておくのがベターです。
②しっかり付属品を揃えよう
買取査定では購入時の付属品、周辺機器が揃っているかどうかが査定ポイントとなります。
説明書や、外箱の案内、インターネット情報を元に付属品が揃っているかを確認しておきましょう。
給紙トレイ等も必要です。
使用説明書はもちろん、購入時の保証書などがあればそれも念のため査定に持参してください。
購入時に純正インクカートリッジがついていた場合は、全てが揃っていなくてもある分だけでも準備しておきます。
プリンターに使いかけのインクカートリッジがついている場合は、特別の指示がある場合を除いて外さず付けたままの状態で査定に持ち込むようにしましょう。
紛失したり、処分した付属品をわざわざ購入して揃える必要はありませんが、付属品の現状を把握した上で買取査定に出すことがポイントになります。
③需要が高まる時期に売りに出そう
中古市場では需要がある時に買取価格がアップします。
家庭用プリンターは毎年10月位に新製品が発売され、年賀状作成のための購入など需要が高まります。
新製品が発売されるこの時期は、旧製品がセールで売り出される時期でもありますので、中古市場の方はあまり売れ時期ではありません。
従って、買取査定を依頼する場合はこのシーズンはあまり得策ではありません。
買取依頼するプリンターのメーカーや機種によって需要が高まるシーズンはそれぞれですが、買取業者が「買取強化!」「高額買取断行!」などキャンペーンを掲げている時期は売り時といえます。
もし、買取希望のプリンターが複数台ある場合などは、需要が高まる時期にまとめて買取依頼をすると高額査定が得られる可能性が高まります。
プリンター売るならフリマもおすすめ
「プリンターを売りたいと査定に出して見たけれど思う程の値段が付かなかった、、。」
そんな時はフリマアプリの活用を検討してみましょう。
フリマアプリであれば、レアな機種、少々難ありのプリンターでも探している人に出会える可能性があります。
基本的に個人同士のやり取りですので、安価な手数料で売り買いでき、売る側にも買う側にもメリットがあります。
フリマアプリで販売する場合は、必ず丁寧に動作確認をし、不具合や不備、欠損品がある場合は誠実に通知しておくことがマスト。
また、プリンターを売る場合は送料が結構かかります。事前に料金を確認し梱包の手順についても理解しておきましょう。
プリンターを売る前の注意点!プリンタの中のデータを消そう
プリンターを処分する際に気になるのは、プリンターの中のデータ。特にビジネスで使用していた場合などは、会社の情報や個人場がプリンターの中にたくさん残っていることが考えられます。
まずは該当プリンターにメモリ機能が内臓されているかどうかを確認します。
家庭用で印刷単機能のプリンターの場合は、メモリ機能がついていないことが一般的ですので、データについて気にする必要はありません。
複合型の機種や、ビジネス用の機種については、メモリ機能が内蔵されている可能性がありますので注意しましょう。
SDカードやUSBメモリなど外部の記録媒体に記憶させるタイプの機種であれば、それら媒体を外しておけば良いですが、プリンター内部にメモリ機能がある場合は説明書等で消去方法をきちんと確認するのがベストです。
心配な場合は、メーカーに直接確認するか、専門の業者に相談しましょう。
まとめ
不要になったプリンターの買取について、機種・メーカーごとの相場や、高額買取査定を得るためのコツについて解説しました。
プリンターはメジャーメーカーのもので年式が新しく、使用頻度が低いものであれば高額買取が可能です。それ以外のプリンターであっても、通常の処分にも費用が発生しますので例え安価でも買い取ってもらう方がオトクといえます。
リサイクルの観点からも、不要なプリンターは買取査定がオススメ。
買取業者やフリマアプリなどをうまく活用し、いらなくなったプリンターを次に引き継げば、お小遣いが得られるだけでなく、地球環境にも良いといえそうです。