「そろそろパソコンを買い替えたい」とお考えの方は、「パソコンってどのくらいもつの?」と疑問に思っているのではないでしょうか。パソコンを買い替えたいけど、ついこの間買ったような気がする方もいるでしょう。
パソコンの寿命は意外と短いので、すぐに買い替え時期が来てしまいます。今回の記事では、パソコンを買い替える時期や寿命を解説し、お得に処分できる方法もご紹介します。
お得に古いパソコンを処分し、さっぱりとした気分で新しいパソコンを使いましょう!
目次
パソコンを買い替える時期とは?よくある3つのキッカケ
新しいパソコンが買いたいと思う時期は、ちょっとしたキッカケでやってくるものです。パソコンを買い替えたいと考える3つのキッカケを確認しておきましょう。
- 【故障・不具合】効率ダウンやデータ紛失の危険あり
- 【性能不足】使いたいソフトに対応していない・・・
- 【使用用途】作業内容によっては、買い替えで速度アップ
人によっては、様々な理由が重なってパソコンを買い替えることを考え始めることもあります。それぞれのキッカケをチェックしながら、適切な買い替えの時期を探っていきましょう。
【故障・不具合】効率ダウンやデータ紛失の危険あり
パソコンを買い替える最も多いキッカケが、パソコンが壊れてしまったことです。壊れたといっても完全に使えなくなることは少なく、一部が動かなくなってしまったり動作が遅くなって思うように動かなくなってしまったりすることが挙げられます。
パソコンが故障や不具合を起こすと、作業の効率が悪くなります。特にパソコンで仕事をしている場合は、すぐに買い替えを検討したいと考える方が多いでしょう。
さらに作業途中でパソコンがフリーズしてしまった場合は、作業データを紛失してしまうことになります。
また、パソコンが故障している場合は突然パソコンが使えなくなる恐れがあるので、パソコンに不具合があるときは買い替える時期として最適です。
【性能不足】使いたいソフトに対応していない・・・
パソコンを長く使い続けると、使いたいソフトが使えなくなってしまうことがあります。次々と新しいパソコンが発売されていく中で、使うソフトもどんどんアップデートされていくからです。
どんどん新しいソフトができていくのにパソコン本体が古いと、新しいソフトに対応していないので上手く動作しないことがあります。パソコン本体の方がソフトが生まれる以前に作られたものなので、対応できないのです。
以下のような症状が出てきたら、それはパソコンの買い替え時期なのかもしれません。
- 対応していないのに使いたいソフトがいくつも出てきた
- 最近パソコンの画面が上手く表示されないことがある
思い切ってパソコンを買い替えることで、ストレスなく最新のソフトを使えるようになります。
【使用用途】作業内容によっては、買い替えで速度アップ
パソコンで作業をすることが多い方には、少し動作が遅くなってきたタイミングでパソコンを買い替えることもおすすめです。ネットで動画やラジオをよく鑑賞する方や、仕事でパソコンを使う方は買い替えで速度アップが期待できます。
きちんとメンテナンスをしているつもりでも、長くパソコンを使い続けるとどうしても動作が遅くなってしまいます。また、最新のパソコンと比べると古いパソコンはどうしても動きが鈍いものです。
パソコンの動作が遅くてイライラしている方は、買い替えることでストレスフリーでパソコン作業をすることができます。多少お金がかかっても、サクサク動くパソコンを使えば「もっと早く買い替えれば良かった」と感じるはずです。
パソコンの寿命=一般的に5年?その理由を徹底解説!
パソコンの寿命は5年と言われていますが、どうしてなのでしょうか?パソコンの寿命が5年と言われている理由には、以下のようなものが挙げられます。
- 【OSのサポート終了】セキュリティや不具合の修正が受けられない
- 【ハードディスクの故障】1日の使用時間によって左右される
購入5年後は、そろそろ買い替えを考える方が増えてくる時期。5年というと早いような気がしますが、それにはそれなりの理由があります。それぞれの理由について解説します。
【OSのサポート終了】セキュリティや不具合の修正が受けられない
OSのサポート期間が終了してしまうことも、多くの方のパソコン買い替えのキッカケとなります。各OSにはサポート期間というものがあり、サポート中は無料でセキュリティや不具合の修正を行ってくれます。
しかし、OSのサポートも5年で終了してしまい、それ以降はサポートが受けられなくなります。Windowsのサポート終了期間は以下のとおりです。
- Windows7:2020年1月
- Windows8.1:2023年1月
- Windows10:2025年10月
サポート期間終了後もそのOSでパソコンを使い続けると、ウイルス感染のリスクが高まります。長く使い続けたいなら、Windows10にアップデート可能なパソコンに買い替えましょう。
【ハードディスクの故障】1日の使用時間によって左右される
パソコンを5年以上使っていると、パソコンのデータを保存するハードディスクが壊れてしまうことがあります。1日当たりの使用時間が長いほどハードディスクの消耗が激しくなるので、たくさんパソコンを使う方は、5年以内に買い替えが必要になることもあります。
ハードディスクが故障すると、以下のような症状があらわれます。
- パソコンから変な音がする
- パソコンに不具合のメッセージが表示される
- フリーズしやすくなる
このような症状があらわれたら、ハードディスクの故障の可能性が高いです。ハードディスクは物理的な外傷やほこりが溜まっていることでも起こり得ます。パソコンの寿命を伸ばすためにも、普段からパソコンを丁寧に扱うことを心がけましょう。
買い替えのサイン?こんな症状があれば検討しよう
パソコンは、ちょっとした不具合があるだけでも動作に異常が出ます。パソコンからの些細なSOSを見逃さず、買い替えのタイミングをキャッチしましょう。以下のような症状があれば、パソコン買い換えの検討をしてみることをおすすめします。
- 起動するときなどに、パソコンから変な音がする・・・
- たびたびフリーズする & パフォーマンスが以前より低下
「ちょっとおかしいかな?」というときが買い替えのサインかもしれません。それぞれの症状について詳しく解説します。
起動するときなどに、パソコンから変な音がする・・・
パソコンを起動するとき、または作業している最中にパソコンから「ガ―ッ」と変わった音が聞こえることはありませんか?もしパソコンから変わった音が聞こえてきているなら、それはパソコンの故障につながります。
パソコンからの異音は、あまりにも高音の場所に置いてあった場合にも起こり得る不調のサイン。本来はパソコンから異音がすることはないので、変な音がする場合はハードディスクが誤作動していたり、何か不具合がある証拠です。
こんなときは、いつパソコンが壊れてもおかしくないパソコンが不調の時期。買い替えを検討してみる絶好のタイミングといえます。そのまま使えなくなってしまっては大変なので、大切なデータは別の場所に保存しておきましょう。
たびたびフリーズする & パフォーマンスが以前より低下
たびたびパソコンがフリーズして動かなくなってしまう場合や、パフォーマンスが急激に低下して動作が鈍くなってしまった場合にも買い替えの検討をおすすめします。
家でしかパソコンを使わない方は、「丁寧に取り扱っているしメンテナンスもしているのにどうして?」と思うかもしれません。
しかし、フリーズやパフォーマンスの低下といった症状は、パソコンを長く使い続けるとどうしても起こりえるパソコンの寿命ともいえる症状です。
いくら良いメンテナンスをしていても、ハードディスクの磁気が擦り減ってしまうことでパソコンには寿命がきます。
パソコンの寿命は避けられないものなので、買い替えが必要になります。パソコンの動きが以前と比べて急激に悪くなってきたと感じたら、新しいパソコンへの買い替えを検討しましょう。
修理より買い替えが安い?修理が重なると高額になることも
古いパソコンを処分するなら、修理するよりも買い替えをおすすめします。「データもあるし、修理をして今のパソコンを長く使い続けたい」と考える方もいるでしょう。しかし、修理が重なると高額になってしまう恐れがあります。
たくさんの修理が重なると、修理費が新しいパソコンを買う費用よりも高くなってしまうこともあります。データは外付けのドライブに保存しておくことで新しいパソコンに移行して使うことが可能なので、新しいパソコンに買い替えることを検討しましょう。
新しいパソコンは最新の機能が充実して以前より使いやすくなっています。また、ウイルスも余計な情報もないクリアな状態から使えるので、動作が早くおすすめです。
パソコンを買い替えるときのオトクな処分方法をご紹介!
パソコンを買い替えるときは、古いパソコンを捨てる必要があります。しかし、「捨て方が分からない」と悩む方もいるでしょう。ここでは、パソコンをお得に処分する2つの方法をご紹介します。
- 【リサイクル】製造メーカーや回収業者に頼もう
- 【買い取り業者】まだ使えるパソコンは査定してもらおう
どうせ処分するならお得な方法で処分したいもの。そのまま捨ててしまうのではもったいないですね。それぞれのお得な方法について、詳しく解説します。
【リサイクル】製造メーカーや回収業者に頼もう
いらなくなったパソコンは、リサイクルすることができます。特にリサイクルマークが付いているパソコンは、製造メーカーが無料で回収してくれるので手間がかかりません。
リサイクルマークが付いていない場合でも、無料で回収してくれる回収業者がいるので、利用してみましょう。
ただ、リサイクルに出す前にパソコンのデータは必ず削除しておく必要があります。データを消去する無料のソフトを使うのが一般的ですが、分からない方はデータを消去する業者に頼むこともできます。
公式サイトや問い合わせで、怪しくないと感じる実績のある業者を選びましょう。きちんとデータが消去できていれば、個人情報が洩れる心配なく安心してリサイクルに出すことができます。
【買い取り業者】まだ使えるパソコンは査定してもらおう
パソコンがまだ使える場合は、買い取り業者に査定してもらうこともできます。しかし、たくさんの買い取り業者がいるので、迷ってしまう方も多いでしょう。
パソコンの買い取りは、車を売るときと同じようにいくつかの業者に査定してもらうことができます。買い取り価格を比較して、一番お得かつ安全に取り引きができる業者を選びましょう。
パソコンに買い取り価格がつけば、下取りしたのと同じように新しいパソコンを買うときの費用に回せます。高く売ればそれだけ安く新しいパソコンを手に入れることができるので、できるだけお得に買い取ってくれる業者に頼みましょう。
ただ、パソコンを送るときの送料がかかって他の業者よりも結局は高くなってしまう場合もあるので、送料込みかどうかも確認しておきましょう。
パソコンを買い替えるときの注意点
パソコンを買い替えるときには、いくつか注意しておくポイントがあります。パソコンをただ捨ててしまうと思わぬトラブルに巻き込まれることも。思わぬトラブルを回避するためにも、以下の注意点を覚えておきましょう。
- 【バックアップ】大切なデータは事前に残しておこう
- 【データ消去】個人情報がたくさん!心配な人はプロに任せよう
どうせならスッキリとした気分でパソコンを買い替えたいですよね。パソコンを処分する前に、確認しておきたい注意点について、詳しく解説します。
【バックアップ】大切なデータは事前に残しておこう
パソコン買い替えで必ず覚えておきたい注意点は、データのバックアップです。写真はもちろんライブラリやお気に入りなど、残しておきたいデータフォルダは全てバックアップしておきましょう。
データの保存は、外付けのストレージにしておけば問題ありません。OSなど全てをバックアップする必要はありません。必要なデータだけをUSBやハードドライブ、DVDなどの外付けドライブに移行しておけば、次のパソコンでも問題なく使えます。
>「写真や動画は保存しておいたけど、検索エンジンのブックマークを保存し忘れた」という方も多いです。ブックマークに保存していたものは、ネット上でインポートやエクスポートができるので、あらかじめ処理しておきましょう。
【データ消去】個人情報がたくさん!心配な人はプロに任せよう
「パソコンって、そのまま捨ててしまっても大丈夫?」と疑問に思っている方も多いでしょう。パソコン内には銀行の情報や個人アカウントなどの個人情報がたくさん入っているので、そのまま捨ててしまうのは危険です。
パソコンに入っている個人情報を悪用されると、銀行の口座を勝手に使われたりSNSアカウントを操作されたりど思わぬトラブルが起きてしまいます。必ずパソコン内のデータを消去しておきましょう。
パソコンの消去にはフリーソフトが使えますが、心配な方はプロに任せるのもおすすめです。データの消去をしてくれる業者なら専門知識があるので、簡単にデータを消去することができます。
パソコンを処分するときは、自分ででも業者に頼んででもお好きな方法で、必ずデータは消去しておきましょう。
まとめ|パソコン買い換え前にはこまめなバックアップを!
パソコンを買い替えたいと思うタイミングは人それぞれ。特に多いのがパソコンの不具合がきっかけで買い替えを検討する方です。パソコンが不具合になっているなら、壊れて動かなくなってしまう可能性があります。
パソコンが完全に動かなくなる前に、こまめなバックアップを行っておく必要があります。面倒だと感じても、壊れてからでは取り返しがつかなくなってしまいます。少しでも具合いが悪いと感じたら、大切なデータのバックアップをとっておきましょう。
データのバックアップと消去を行い、古いパソコンをリサイクルしてお得に処理したら、ついに新鮮な気分で新しいパソコンを手に取る日がやってきます。5年を目安に、新しいパソコンへの買い替えを検討してみましょう!