遺品整理とは?基本と業者にお願いする前に知っておきたい6つのことPR

遺品整理とは?基礎から徹底解説!

遺品整理とは、亡くなった方の遺品を必要・不要な物に分類し、不要な物はまとめて処分、必要なもの価値のあるものを遺族の中で分配する事を言います。遺品整理なので、分類や処分はご遺族、または亡くなった方と親交の深かった方が行うケースが多くなっています。

今回は、「遺品整理を業者に頼む必要性」や「料金の相場」「遺品整理を自分でやる場合の注意点」をまとめてご紹介します。

遺品整理に本当に業者が必要なのか?

遺品整理で特に扱いに注意をしなければいけないものは、

・預金通帳や実印などのお金に関する物
・自宅や土地の権利書や株券など相続にも関係してくる物
・亡くなった方の思い出が詰まったアルバムや趣味の物

などの貴重品があげられます。

それ以外では、亡くなった方が生活していたのが賃貸住宅の場合は、契約解消等の手続き、自動車を持っていた場合は売却や廃車の手続きなどが優先順位が高いと言えます。

生前に既に自分の貴重品などを整理して「遺書」などで貴重品の所在などを明らかにしている場合は困ることはありませんが、明確になっていない場合、弁護士などを付けて親族でどのように分配をするのかを決める必要性があります。

上記のような貴重品は業者は利用せず、遺族たちが集まって遺品整理を行う必要があります。この段階で業者を入れると余計に費用がかかってしまう場合が多い為です。

逆に業者に頼む必要があるものは、ソファや本棚、テレビなどの大きな不用品の回収になります。不用品は業者によっては買取をしてくれるものもありますし、回収でお金を取られてしまうものもありますので、ある程度自分たちで仕分けをしておくことをおすすめします。

ちなみに、介護施設に入所している時に亡くなった場合には、入所する時点で不用品を処分しているケースが多いので、遺品整理をする時にはそこまで量が多くないケースが多いです。

業者に頼むとかかる金額 / 相場

遺品整理を行なう部屋数や広さにもよりますが、遺品整理業者に依頼をする最低の価格はおよそ30,000円程度です。対応してくれる金額は部屋によって変動し、ワンルームから一戸建てなど、亡くなった方の生活場所に合わせて変わります。本記事の最後には、各業者の金額間の比較も載せていますのでそちらもぜひともご覧ください。

遺品整理を行なっている業者の中には、基本的な仕分け作業や遺品の買取、貴重品の捜索や不用品の処分などが基本サービスの内容に含まれています。また、それ以外にも遺品整理が終わった後の掃除や梱包も基本サービスに包括されている業者もあります。

ゴミ屋敷のように不用品が多かった場合に、家全体のクリーニング等を行ってくれる業者もありますので、自身の求めるサービスによって業者を見極める必要があります。

そのため、遺品整理を業者に依頼する前には必ず見積もりを取るようにしましょう。ほとんどの遺品整理を行なう業者は無料で見積もりしてくれますが、中には見積もりだけでも費用を請求してくる業者も存在しますので、注意が必要です。

自分でできるところまでは自分でやってしまおう

遺品整理を業者に頼む時の費用と相場をご紹介しましたが、そうはいっても遺品整理を自分でやろうと考えている方もいるのではないでしょうか?ここでは、自分でもできる遺品整理についてより詳しくご紹介していきます。

ー自分でできそうなこと

先程ご紹介した
・預金通帳や実印などのお金に関する物
・自宅や土地の権利書や株券など相続にも関係してくる物
・亡くなった方の思い出が詰まったアルバムや趣味の物
の扱いついてより詳しく説明をしてきます。

通帳や実印などお金に関するもの、自宅や土地の権利所、株券などについては、相続の比率、相続税など様々な専門的な知識に基づき判断をする必要があります。

また、借金があった場合などにもどのように対応するのか決める必要がありますので弁護士に相談をする必要があります。

また、思い出の詰まったアルバムや趣味のものについては親族で一人ひとつずつ形見として受け取り、残りは処分してしまうというケースが多いです。

いつ頃から遺品整理は始めるの? / 時期について

自分で遺品整理を行なうと決めたら、実際に行なう時期を決めましょう。一般的に遺品整理は、四十九日法要のタイミングで行なうことが多くなっています。

また、亡くなった方が賃貸住宅に住んでいた場合は、四十九日が過ぎる際にも家賃の支払いが発生する可能性があるので、この場合は葬儀が終わったら直ぐに退去の手続きを取りましょう。

なお、具体的に「この時期に遺品整理を始めないといけない」という決まりはありませんので、遺品整理を行なう方の状況などを総合的に判断してから行なうと、効率的でストレスが掛からない遺品整理ができると思います。

遺品整理を自分でするときに気をつけるべきこと

意を決して遺品整理を行なうと思った時には、気をつけるべきことが何個かあります。

まずは遺言書の有無です。遺言を書いた人には法的な効力があり、相続などの手続きは遺言書に沿って行ないます。そのため、遺言書に処分してはいけない物や譲りたい物の記載がある場合には、勝手に処分してはいけません。

遺言書がある場所のは、小物入れや仏壇、タンスの引き出しなどが多く、遺品整理を始める前の荷物整理の1つとして、遺言書がそもそもあるかないかを確認しておくと安心です。遺言書に関係してきますが、遺品整理は独断で始めるにも大変注意が必要になります。

亡くなった方の物をもらうことは法律上相続扱いになり、不要なトラブルにもなりかねません。不要なトラブルを回避する目的でも、予め自分以外の親族に「遺品整理を始めようと思う」と一言声を書けておきましょう。

実際に、独断で遺品整理を行なった後で「あれは形見として残しておいてと生前頼まれていた」と、親族からのクレームでトラブルに発展する場合もあります。

これらのことから、遺品整理は「法定相続人」が行なうのが望ましいといえますし、可能であれば親族が一同に介する四十九日法要が行なわれる時に、遺品整理も合わせて行なうと親族の間でトラブルに発展する可能性は低くなります。

業者に頼む前に、分別をして目印を付けておこう

整理する量が多くて業者に遺品整理をお願いする場合もありますが、その場合には予め「処分して欲しいものだけを分別して目印を付けておく」こともポイントです。

業者がスムーズに遺品整理を行なえるだけでなく、必要な物を処分する物と誤って判断してしまい、大事な物が手元から離れることを防ぐことが出来ます。

ちょっとまって!処分の前に売れないかチェック!

遺品整理を行なうと、色々な物を目にします。

その中には処分ではなく売却することで思いがけない臨時収入になることもあります。

例えば、亡くなった方が趣味で集めていた骨董品、掛け軸などの芸術品、パソコン、自動車やバイク、高級なバッグや靴など、処分する前に売却できそうな物を集めておくのも遺品整理の一つです。

『メルカリ』などを見ても『遺品整理の品です」と書いて出品している方もいらっしゃいます。『開運なんでも鑑定団』などを見ても亡くなった方が素晴らしい品を持っていたなんてケースもありますよね。

一度、ガラクタだと思ったものも古物商に持っていくかメルカリ等を活用するようにしましょう。

業者の見極め方

金額で比較する

遺品整理業者と言っても、かかった時間単位で金額が変わる業者もあれば、部屋の広さを見て金額が変わる業者、処分する品ごとに金額が変わる業者などがあります。

大きい業者であれば、部屋の広さで金額が決まるケースが多いですが、自分である程度整理は完了していて、大きいタンスや棚だけ引き取ってくれればいい。という場合は廃品回収業者の中から選べばいい。ということもあります。

見積もりをすれば各業者でいくらかかるのかも分かりますので、何社か見積もりを出してみて、そこから比較検討をするというのが賢いやり方です。

サービスで比較する

部屋のクリーニングや、貴重品の買取も含めてサービスに入っている業者もあります。貴金属のみの買取の業者もあれば、衣服や家電なども含めて買い取ってくれる業者もありますので、どこまでサービスに入っているのか? はかなり重要なポイントです。

また、不用品がかなり多くゴミ屋敷のようになっている場合でも対応してくれる業者もありますので、どういったサービス内容があるのかは最初にHPなどを見て確認するようにしましょう。

最後に、大手の業者を比較してみた。

記事の最後に、遺品整理を行なっている大手業者を筆者目線で比較していきます。大手で実績のある会社の中から、料金的にも良心的である会社をピックアップしてみましたので、対応している地域などにも注意して比較してみてください。

ー①遺品整理プログレス

様々なメディアにも登場しているのが「遺品整理プログレス」です。対応エリアも北海道から九州沖縄までほぼ全ての都道府県で遺品整理を行なっています。 ※中四国以外

朝8時から夜20時まで・365日対応してくれますし、遺品整理をした後のクリーニングも行なっていますので、部屋の掃除も気にする必要がありません。業界最安値をセールスポイントとしているので、お得に遺品整理をしたいと考えている方にオススメです。

また、見積もりをした後の追加費用も一切無いのもポイントで、金額が分かりにくい遺品整理も明朗会計で安心です。支払い方法も現金クレジットカードにも対応しているので、まとまった支払いがすぐにできない・急に遺品整理をお願いすることになった場合でも嬉しいです。
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会社名:遺品整理プログレス
対応エリア:全国(中四国以外)
予算感:35,000円〜
URL:http://www.ihinseiri-progress.com/
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ー②きもちもせいり

関西のエリアを中心に100店舗以上展開していて、終活のプロとしても支持を集めているのが「きもちもせいり」です。

店名からも親しみやすさを感じますが、サービス内容も幅広く対応しています。遺品整理だけでなく、引越し作業やハウスクリーニング、老人ホーム入居のサポートなど「あったら嬉しいサービス」がセールスポイントです。

また、買取実績も豊富なので、遺品整理で売却しようと思っている物も高く買い取ってくれる可能性があります。家具や家電、お酒や切手など幅広いジャンルの買取を行なっているので、まさに店名の様に気持ちも整理できるサービス内容です。

対応エリアは大阪府・奈良県・兵庫県と比較的狭いですが、この地域で遺品整理を考えている方は選択肢の一つにあげられます。支払い方法は現金と銀行振込に対応しています。
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会社名:きもちもせいり
対応エリア:大阪府・奈良県・兵庫県
予算感:30,000円〜
URL:https://kimochimoseiri.me/
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ー③ゴミ屋敷バスター七福神

最後にご紹介するのが、社会問題にもなっているごみ屋敷に対応している「ゴミ屋敷バスター七福神」です。

ゴミ屋敷バスター七福神は関東地方だけではなく、関西地方と東海地方でサービス展開しており、ごみ屋敷が多い都心部で多くの支持を集めています。亡くなった方に身寄りが少なくて、住んでいた家もごみが多すぎて自分ではが難しいという方からの依頼が多いのも特徴です。

ゴミ屋敷バスター七福神の最大のポイントは「ワンストップサービス」です。遺品整理に欠かせない後片付けや不用品の買取も一手に引き受けてくれるので、やることで業者が異なりスムーズな遺品整理の妨げができない不安もありません。

作業料金もお手頃ですし、予算に応じて最適な作業内容を作ってくれるので良心的な業者でもあります。受付時間も24時間365日なので、急なにもしっかり対応してくれます。支払い方法は現金だけになっているので注意が必要です。

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会社名:ゴミ屋敷バスター七福神
対応エリア:関東・関西・東海エリア
予算感:30,000円〜
URL:https://777fukujin.com/
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今回の記事のまとめ

大切な人との思い出を感じることのできる遺品整理。

売れるものを売却してお金にするのか、処分してもらいお金を払うのかで、最終的に残る金額もかなり変わってきます。

この記事を最後まで読んでくれた方は、
・まず、遺書があるか確認
・お金や口座、株券などのお金にまつわるものは先に弁護士に相談
・貴重品と思われるものは売却も検討
・棚やタンスなど処分が大変なものは業者に依頼
という4つのステップを意識して遺品整理に取り組んでみてください。

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