一度断片になる方法を知りたくても、自分に適するやり方が見つからずに、困ることが多いかもしれません。一度一度しまうとなかなか片付けられないのが汚部屋。
また、片付け方法が分かったとしても、手順を間違えるとまた汚部屋に逆戻りということもあり得ます。
そこでこのコラムでは、汚部屋の片付けをはじめられない理由をはじめ、汚部屋を片付けるメリット・コツ・手順などについて、詳しく解説していきます。
これを読めば、汚部屋をすぐに綺麗にすることができ、快適な生活を取り戻すことができます。
目次
汚部屋の片付けをはじめられないのはなんで?理由と原因!
汚部屋の片付けをはじめられない理由として考えられるのは、以下の4つです。
- 性格によるもの
- 時間によるもの
- 物理的な量の問題
- 病気や精神的病によるもの
それぞれの理由は大まかな分類なので、もう少し具体的な思考やどんな症状があるのかイメージしやすいように表にまとめてみました。
理由 | 思考や症状 |
性格によるもの | ・「捨てるのがもったいない」「いつか使えるだろう」という物に対する思考 ・「面倒」「片付けることが苦手」という自分の労力に対する思考 |
時間によるもの | ・仕事が多忙で片付けに時間を避けない ・予定を詰め過ぎて時間が取れない |
物理的な量の問題 | ・物を片付けるスペースが無くて諦めている ・捨てるにしてもどこから片付けたら良いか分からない |
病気や精神的病によるもの | ・気力がわかない ・やっても片付けが進まない |
片付けをはじめられない理由の中でも「病気や精神的病によるもの」はすぐに改善できるものではありません。
ですが、そのほかの「性格」「時間」「物の量」に関しては、意識を変えれば片付けをはじめられる可能性があります。
汚部屋を片付けるメリットとは?快適な生活を送れるようになる
汚部屋の片付けができない原因を知ったら、片付けをはじめる前に、まずはメリットを知っておきましょう。
汚部屋を片付ることのメリットは複数ありますが、以下が一例です。
- アレルギー症状や病気を防げる
- 疲労回復
- リラックスできる
- 気分がスッキリする
- ネガティブ思考が減る
- 異臭がしなくなる
- 浪費を防げる
- 探し物が見つかる
- 人を呼べるようになる など
この中でも最大のメリットと言えるのが、病気の防止や疲労回復、気分転換などの「心身」に影響するものです。
たとえば、部屋の床一面に物が散らかっている状態で、長期間片付けをしていな場合は、物と物の間にホコリが溜まりやすくなります。
また、ゴミが多い場合は空気の循環も悪くなり、部屋の匂い・通気性などの環境も良くありません。ですが、片付けをすることで、状態が改善され、健康状態の管理もしやすくなります。
さらに、足の踏み場や寝るスペースを十分に確保できないくらいの物やゴミを片付ければ、物に圧迫されない広い空間を作ることができます。
広い空間が確保できれば、身体を伸ばして寝ることができたり、明るくなった雰囲気の部屋でゆっくり過ごしたりと快適な生活が遅れるようになります。
汚部屋を片付けるコツは?とにかく片付けをはじめることが大事
汚部屋を片付けることのメリットを体現するには、片付けるコツを知ることも大切です。
汚部屋を片付けるコツは全部で3つあります。
- 物を定位置に戻す
- 近くにあるゴミを拾って捨てる
- 雑貨やおもちゃを捨てる
どれも簡単にできるものです。詳しくは下部で解説していきます。
汚部屋を片付けるコツ① 物を定位置に戻す
片付けの基本は整理整頓です。そのため、まずは整理整頓からはじめると良いです。その際はたとえば、お皿や本など明らかに物の定位置が決まっているものから片付けるようにしましょう。
定位置が決まっている物を片付けながら、その過程で不要だと感じたものは思い切ってゴミ袋に捨てましょう。そうすると、物を片付けながら、同時に処分もすることができます。
汚部屋を片付けるコツ② 近くにあるゴミを拾って捨てる
汚部屋のどこから手を付けたらよいか分からない場合は、目につく場所にある空き箱・紙ゴミ・ティッシュなどの明らかなゴミを捨てることからはじめると良いです。
明らかなゴミを捨て終わったら、その周辺から物を片付けていくと少しずつ作業がはかどります。
汚部屋を片付けるコツ③ 雑貨やおもちゃを捨てる
汚部屋の片付けをしているときに、何が必要で不要か分からない場合は、「生活必需品か」という指標で捨てるものを決めると良いです。
とくに下の方に埋まっていたものは、日常生活では使用しないものです。なので、「もったいない」「人にもらった大切なものだから」などと考えずに捨てることが大切です。
汚部屋を片付ける方法と手順は?まずは片付けられる状態を作ろう!
汚部屋を片付けるコツを掴んだら、早速汚部屋を片付けていきましょう。ですがむやみやたらに片付けをしても綺麗にならないので、片付ける手順を決めておくとスムーズに作業ができます。
汚部屋の片付け方法・手順① ゴミ収集日を調べておく
まずは汚部屋を片付る前に、ゴミの収集日を調べておきましょう。たとえば、燃えるゴミが火曜日なら、月曜日に片付けをするのが望ましいです。理由としては、ゴミ収集日に合わせて掃除をすることで、まとめたゴミを部屋に置いておく時間を短縮できるからです。
また、不燃ごみなど捨てられるものが明確でない場合は、品目もしっかり確認しておくことが大切です。品目をきちんと確認することで、片付けをする時間や労力を無駄にすることなく作業ができます。
汚部屋の片付け方法・手順② 玄関周辺を片付ける
次に、汚部屋の片付けは、玄関周辺からはじめると良いです。玄関周辺をはじめに綺麗にすれば、部屋の中を移動するための導線確保はもちろんのこと、ゴミを捨てるための導線も同時に確保できます。
汚部屋の片付け方法・手順③ 物の少ない部屋から片づける
導線確保ができたら、次は物の少ない部屋を片付けましょう。物の少ない部屋は、片付ける時間が短く、飽きが来ないうちに綺麗にしやすいです。
また、それだけではなく、物の少ない部屋を綺麗にしておけば、他の部屋で片付けをして必要だと判断した物の一次的な保管場所を作ることができます。
汚部屋の片付け方法・手順④ 部屋の中にたくさんあるものから捨てる
片付ける部屋を決めたら、その部屋の中に複数あるものや、大半を占めているものから捨てると良いです。
たとえば、複数ストックしてあるカタログや本は1冊だけにする、何個もある似たような雑貨は厳選して1つだけ残すなど、処分しやすいものから片付けていきましょう。
また、部屋の中央に洋服がたくさんある場合は、まずは徹底的に洋服だけを、必要なもの・不要なものに分けていくと、部屋を一気に綺麗にすることができます。
汚部屋の片付け方法・手順⑤ 細かいものを捨てる・整理する
大きなものが処分できたら、次は細かいものを片付けましょう。部屋がある程度綺麗になってくると、キーホルダーやタオルなどの小物雑貨などがでてきます。細かいものも集まれば、大きなゴミになるので、使っていないものはどんどん捨てることが大切です。
また、必要なものは小さい段ボールや袋にまとめて整理しておくと、後々片付けがしやすくなります。
汚部屋の片付け方法・手順⑥ 整理整頓・掃除をする
最後は部屋の最終的な整理整頓と、掃除です。別の部屋に一時的に保管していた荷物を棚にしまったり、残っている洋服を畳んだりしましょう。
荷物が全部片付いたら、掃除機や雑巾を使って床や棚の掃除をしましょう。ホコリが舞わないためにも早めの掃除を心掛けるのがおすすめです。
汚部屋片付けのモチベーションを維持するコツ!挫折をふせぐために
部屋を片付ける手順も大切ですが、モチベーションを維持する秘訣を事前に知っておくのも大切なことです。中途半端にならないためにも、以下の方法を試してみましょう。
- 30分間と時間を区切って片付けをする
- 無理な計画を立てない
- 好きな音楽を聞きながら片付けをする
- 綺麗になった部屋をイメージする
- ビフォーアフターの写真を撮る
- お菓子・旅行など何かしらのご褒美を決めておく
とくに「何分間などと時間を決める」「無理な計画を立てずにやる」ことで、集中して作業することができます。
どうしても片づけられないならプロに頼むのもあり!選び方が大事
紹介した片付けのコツや、手順を実践もしくは想像してみても「どうしても片付けられない」という場合は、プロの片付け業者に頼むのもありです。
もしプロに頼む場合は、どうやって業者を選ぶべきなのでしょうか。ここからは選び方を解説していきます。
プロに頼むといくらかかる?料金の相場を確認
プロに部屋の片付けを頼むときの料金設定は、基本的に間取りごとに決められています。
簡単に料金相場をまとめてみました。
間取り | 料金(税抜) | 作業人数 | 作業時間(ゴミの量:中) |
1R / 1K | 30,000~100,000円 | 1~2名 | 4~5時間 |
1DK | 50,000~120,000円 | 2~3名 | 4~8時間 |
1LDK | 70,000~140,000円 | 2~3名 | 4~8時間 |
2DK | 80,000~160,000円 | 3~4名 | 4~8時間 |
2LDK | 80,000~180,000円 | 3~4名 | 4~8時間 |
3DK | 90,000~190,000円 | 4~5名 | 6~10時間 |
3LDK | 100,000~200,000円 | 4~5名 | 6~10時間 |
4DK | 100,000~220,000円 | 4~6名 | 6~12時間 |
4LDK | 120,000~240,000円 | 4~6名 | 6~12時間 |
表を見ていただければ分かるかと思いますが、間取りが決まっていても、料金が変動する可能性があります。これは、例え同じ間取りであっても、ゴミの量によって差が出るためです。
たとえば、1Rもしくは1Kで、ゴミが床一面を覆う程度の量であれば、30,000円(税抜)という形です。尚、固定料金の片付け業者は少なく、基本的には実際にゴミの量をみて見積もりを取ってくれます。
また、中には軽トラに積める量だけのゴミなどを回収してくれる「パッケージプラン」などを扱う業者もあるので、事前に問い合わせするのがおすすめです。
処理方法を確認しよう!不法投棄をする業者に注意
片付け業者に頼む際は、まずはゴミの処理方法を確認しましょう。片付けてもらったゴミは
基本的に専門のゴミ処理場に運ばれ、解体や濾過、リサイクルなどが行われます。ですが、中には回収したゴミを不法投棄する悪徳業者もいます。
不法投棄は法律違反になり、最悪の場合不法投棄されたゴミから持ち主を特定されて、責任が問われることもあります。そうならないためには、事前に片付け業者に回収したゴミの行方を聞いておくことが大切です。
なお、不法投棄をする業者の多くは「料金が格安」「事業所在地が不明瞭」などが共通すると言われています。問い合わせをする前に、まずは公式サイトでこの辺りをチェックしてみましょう。
見積もりが出るか確認!作業前に料金を確定しておく
片付け業者を選ぶ際に確認しておきたいのが、見積もりです。料金は概算で公式サイトに載っている場合が多いですが、あくまでも目安です。そのため、実際に片付け業者に問い合わせをして、作業前に正確な見積もりを出してもらいましょう。
その際は必ず家に来てもらって見積もりを出してもらうようにしてください。電話などで料金の確約をされた場合は、後々高額請求をされるケースもあるので注意が必要です。
汚部屋を片付けた後に気をつけること!二度と汚部屋にしないために
汚部屋の片付けを終えた後で最も大切なのが、綺麗な状態を保つことです。せっかく綺麗にしたのにすぐに元通りになってしまったら、労力もお金も無駄になります。
維持するのは難しいと感じるかもしれませんが、以下の3つのポイントに気を付けて、二度と汚部屋にしないようにしましょう。
- 片付ける癖をつける
- 物を増やさない
- 定期的に掃除をする
それでは早速下部で詳しく解説していきます。
汚部屋の片づけ後に気をつけること① 片付ける癖をつけよう
汚部屋を片付けた後で大切なのが、片付ける癖をつけることです。物を出したら、必ず所定の位置にしまうということを毎日少しずつ繰り返すことで、習慣化することができます。
とくに最初は、全部を片付けるという意識ではなく、目についたものだけをしまうようにすると、無理なく片付けられます。
汚部屋の片づけ後に気をつけること② 物を増やさない
片付ける癖がついても、物の量が多くなると一向に部屋が片付きません。そのため、今持っている量を軸に物を増やさないことも重要です。
新しいものを買うときは「本当に必要なものか」を吟味しましょう。また、似通ったものであれば、今部屋に持っている物を捨ててからもしくは、捨てることを前提に買い物をしましょう。
なお、新しいものを買う際に一番気を付けた方が良いのが、収納アイテムを購入することです。収納アイテムを増やすことで、さらに収納スペースができたという意識が芽生え、物の購買意欲を高めるためです。
汚部屋の片づけ後に気をつけること③ 定期的に掃除をする
片付ける癖をつけて、物の量も調節したら、あとは定期的に掃除をするだけで綺麗な部屋が保てます。
定期的に掃除をするといっても、意気込みだけだと結局やらないで終わるケースもあるので、元から掃除をする日や時間帯を決める方法がおすすめです。
たとえば、以下の中から自分に合った方法を取り入れて無理なくやることが大切です。
- 休日に必ず掃除機をかける
- 21時から30分間キッチンの掃除をする
- お風呂に入る前にゴミをまとめる
- 寝る前に洗濯物をたたむ
まとめ:汚部屋を片づけて健康で快適な暮らしをしよう!
このコラムでは、汚部屋の片付け方や手順について解説しました。
- 汚部屋を片付けるメリットは心身共に良い状態を作れること
- 汚部屋を片付けるコツは物を定位置に戻しながら、目についたものを捨てる
- 汚部屋を片付ける前にゴミの収集日をチェックしておく
- 汚部屋を片付ける場合は玄関周辺から作業をする
- 汚部屋にある物の片付けは、複数あるものから手を付ける
- 汚部屋の片付けの最後は掃除をする
いずれも少しずつ行っていけば、簡単にできることです。まずは今回紹介した汚部屋を片付けることのメリットを再確認したうえで、作業に取り掛かってみましょう。
手順通りに実践したうえで、どうしても綺麗にできなかった場合は、プロの片付け業者に頼む方法もあります。
ちらの方法でも、汚部屋を片付けて過ごしやすい環境を整え、快適な暮らしを手に入れてみてください。